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痛みの原因事典

梨状筋症候群

目次

梨状筋症候群とは?

梨状筋とはお尻にある筋肉で、骨盤の仙骨から大腿骨大転子に付着しています。この梨状筋によりお尻の痛みや下肢への痺れや痛みが発生する事を「梨状筋症候群」と呼びます。

梨状筋症候群の原因

梨状筋はお尻の奥にある筋肉で、洋梨の形状に似ていることからその名称がついたと言われています。梨状筋は股関節を外旋させる働きがあります(足のつま先を外に回す動き)。そのため股関節外旋を継続して行ったり、長時間の圧迫などより筋肉の過緊張が起こる場合があります。

【主な考えられる原因】

スポーツなどによるオーバーユース

庭仕事など長時間の中腰姿勢

長時間の運転

下肢の外旋位クセによる過度な負担

など

 

梨状筋症候群は、このように梨状筋に負担がかかり、筋肉が固まった結果起こることがほとんどです。

梨状筋症候群には大きく2つのパターンがある

1つは梨状筋により坐骨神経が圧迫されるケース。もう1つは梨状筋にトリガーポイントが出来るケースです。

 

梨状筋による坐骨神経の圧迫

梨状筋は隣接して坐骨神経が走行しています。(基本的には梨状筋のすぐ下を坐骨神経が

走行していますが、稀に梨状筋を貫いて坐骨神経が走行している場合もあります。)

そのため梨状筋が緊張して硬くなってしまうと、隣接している坐骨神経を圧迫してしまい、坐骨神経痛を起こしてしまう場合があります。主な症状は臀部の痛みや大腿後面~下腿後面などの痺れなどです。痺れはピリピリするような神経痛が現れます。

西洋医学では一般的に梨状筋症候群といえばこのケースのことを指します。

 

トリガーポイントによる痛み

トリガーポイントとは筋肉にできたシコリ(硬結)が原因で、痛みが他の部位にも広がるものをいいます。痛みの広がる部位は各筋肉によりおおよそ決まっていて、梨状筋の場合は臀部~大腿後面に現れます。

上記の坐骨神経の場合と発生部位は似ていますが、痛みの質が異なります。トリガーポイントの場合は、ジワジワ、ズキズキ、ジーンとした割と鈍い痛みが特徴的ですが、坐骨神経はピリピリなど鋭い痛みが主です。

 

梨状筋症候群の施術方法

坐骨神経、トリガーポイントいずれの場合も、梨状筋の過緊張が主な原因になります。そのため梨状筋に負担がかかる原因を突き止めて施術をします。

 

1、骨盤の歪み

梨状筋は骨盤を形成する仙骨に付着しています。そのため骨盤に歪みがあると梨状筋の過緊張に繋がります。基本的に関節の歪みがあると、関節の動きが低下し、周辺の交感神経が優位になり、血管が収縮し血流低下を起こすと言われています。関節の動きの低下だけでも筋肉は緊張しますが、血流の低下も同様です。

 

2、股関節の動きを整える

梨状筋は仙骨から股関節の大転子に付着します。そのため梨状筋は股関節を動かす働きがあります。その股関節が上手く動かなかったりすると、当然梨状筋に負担がかかります。動きの悪い股関節を頑張って動かそうとするわけです。

股関節への施術には、梨状筋以外の股関節に関わる筋肉を整えたり、骨盤や膝・足関節など関節の連動を整えたりします。

 

3、筋肉のバランスを整える

梨状筋は股関節の外旋筋です。そのため日常的に股関節の外旋位を取ってしまう人は梨状筋が緊張しやすくなります。この原因は関節の歪みもありますが、筋肉のバランスの悪さも大きな原因です。簡単にいえば股関節が外旋するような状態で筋肉が固定されているということです。このような状態では、骨盤周りから太腿、下腿、足まで多くの筋肉が関わています。これらを一つ一つ施術していくことが大切です。

 

4、梨状筋自体を緩める

もちろん梨状筋自体を緩めなければいけません。マッサージのように圧を加えたり、ストレッチをしたりするのが有効です。

 

5、日常でのアドバイス

・梨状筋や関係する筋肉のストレッチ。

・日常的に負担をかけていないか。例えば姿勢指導など。

・梨状筋に負荷をかけた行為がある場合、それをお伝えし、止めてもらう。

 

など様々な原因を考えて施術をしていきます。大抵原因は1つではなく、いくつかが複合的に起きています。

下肢に痺れでお困りの方は、ぜひ一度新御茶ノ水外来センターまでお越しください!

 

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WHO 国際基準カイロプラクター 東堂 達也 B.C.Sc.

本記事の文責カイロプラクティック新御茶ノ水外来センター

院長 東堂 達也

RMIT大学日本校(現東京カレッジオブカイロプラクティック)卒業
カイロプラクティック理学士(B.C.Sc)
応用理学士(B.App.Sc)

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