野球肘
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野球肘とは
野球肘は10〜16歳の野球投手に多く発生する投球過多、オーバーユースに起因する肘の代表的なスポーツ障害です。成長期に骨が障害されるため、肘の痛みだけでなく骨変形を合併することもあります。成人になってからもオーバーユースによって同様の症状がみられることがあります。
症状
・投球時の肘の痛み
・投球時の肘のひっかかり感
・肘の腫れ、熱っぽさ
野球肘の原因
肘の内側についている手首を動かす筋肉が、使いすぎによって硬くなります。そのままの状態で投球を続けると、筋肉の柔軟性が低下して筋肉が傷つきやすくなり、筋肉に傷ができると炎症になって痛みが出ます。炎症がひどくなくても筋肉の緊張が強いと痛みが出ます。
肘の痛みは内側、外側、後方のどこに起こるかによって原因がそれぞれ異なります。軽症の場合には筋肉の痛みが多いですが、重症になると骨が剥離骨折する場合もあります。