寝違え
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寝違えとは
首や肩・背中に痛みがあり、痛みのせいで首や肩を思うように動かせない状態を総称して寝違えといいます。朝目が覚めて首が回らない状態が多いため寝違えと呼ばれていますが、朝は違和感や肩こりがいつもより少しひどい状態だったのが、時間の経過とともに痛みがひどくなる場合もあります。これは患部に生じた炎症が時間の経過とともに激しくなるためです。
寝違えの原因
寝違えを起こす人の多くが慢性的な肩こりや首の痛みを持っています。この慢性的な筋肉の緊張が限界に達した時が、寝違えを起こしやすい状態だと考えられます。普段肩こりを感じていない人でも首の筋肉が緊張して硬くなっていることがあり、突然寝違えの症状を起こすこともあります。これは、首の筋肉の緊張により可動域が低下した状態で、寝ている間に首を回した体勢が続いたり、枕の高さが合わないなどのきっかけが引き金となり首の筋肉などを傷めてしまい、起こるものです。
寝違えの症状
①じっとしていても首・肩・背中に痛みがある
②痛みのせいで首や肩を思うように動かせない
③首・肩・背中に強い張りを感じる
④痛みのある部分が腫れている
⑤痛みのある部分が熱をもっている
新御茶ノ水外来センターでは
まず痛みが筋肉・靭帯・関節などの組織のどこで起こっているか、炎症が起こっているのか、また炎症がどの程度なのかを検査していきます。
炎症がひどい場合にはアイシングを行い、炎症の鎮静化を行います。この場合には直接、傷めているところの筋肉を刺激すると炎症を悪化させる危険がありますので、関連する筋肉や関節にアプローチしていき、テーピングでサポートします。こうすることで痛みのある部分に負担がかからないようにします。
炎症がなく筋肉の異常な緊張などが原因の場合には、原因である筋肉とそれに関係する部分にアプローチし、関節の動きを正常な状態にするように施術を行います。どちらの場合にも首を安定させるために必要な首・肩・背中の施術を行っていきます。
痛みが引いた後も再発の予防として慢性的な首の痛みや肩こりに対する施術も行っていきます。