足のはり
「足のはり」は、多くは足の筋肉の過緊張により生じます。要は筋肉が固まってしまっている状態です。足のはりの要因として筋肉では主に、ふくらはぎの筋肉とすねの筋肉が挙げられます。これらの筋肉は、姿勢や身体の重心が崩れている場合、身体を常に支えているため負担が掛りやすいです。これが慢性化すると、普通に立っている時や歩いている時だけでも、筋肉の使い方が片寄り疲労が溜まります。結果、筋肉はより固くなり「はり」を感じます。筋肉が疲労すると、機能が落ちて循環の助けをすることが出来なくなります。この循環の低下によって、筋肉はより硬くなります。
また、足のむくみによっても、はりを感じます。むくみについては「足のむくみ」をご覧ください。
足のはりの症状
・足のはり
・足の重だるさ
・足がつりやすい
・重度では痛みを感じることもあります。
など
足のはりの原因
多くの場合、何らかの原因で足の筋肉の緊張が高まり、はりとなります。カイロプラクティックでは生体力学的にふくらはぎに負担をかけている要素を探し出して治療していきます。
①姿勢の崩れ
姿勢が崩れると身体は前後左右に重心が傾きます。その結果、傾きから身体を支えるため、筋肉が働き過緊張を起こしやすくなります。姿勢の崩れは改善しない限り続くため、筋肉への負担は慢性的に続きます。
②関節の歪み
骨盤、股関節、膝、足首、足、それぞれの関節が歪むと、関節の機能が低下します。この状態を関節機能障害といいます。関節機能障害を起こすことにより、関節の可動性が低下し、筋肉に負担を与えます。また、関節機能障害が姿勢や重心の崩れにも繋がります。
③長時間の同じ姿勢
筋肉は適度に使わないと柔軟性が低下します。例えば毎日の長時間のデスクワークでは、足の筋肉を動かさないため、柔軟性は低下します。さらに、長時間の座位は血行も低下させます。また、ふくらはぎの筋肉を使わなければ、筋ポンプ作用が働かずさらに血行は低下します。血行低下は更なる筋肉の緊張に繋がります。
④運動不足
上記のように、筋肉は適度に使うことにより柔軟性を維持します。運動と言っても無理に鍛える必要はなく、動かしてあげる事が大切です。ウォーキングなどの軽い運動、ストレッチ、体操などでも十分効果があります。反対に過度な運動は筋緊張に繋がるので注意が必要です。