腰と股関節の違和感があり、足に痺れが出てくる
2021.09.22
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腰痛が悪化して足の痺れが出てしまった20代女性の患者さんです。
腰痛をかばっていたら股関節にも問題が出て症状が悪化してしまった一例です。
3、4年前荷物を持ち上げようとした時から腰に違和感を感じています。それからは前屈みの姿勢から、起き上がる時に嫌な感じがする様になりました。3ヶ月くらい前から歩いている時に股関節がパキパキし始め、気にせずに歩いていたら太ももの後ろに痺れを感じるようになってきました。痺れは、正座の後のようなジワジワした感覚で痛みがあり、痛みのためにストレッチをすることができません。長時間歩いたり、立ち続けたりすると悪化して、痺れも出てきます。お風呂に入ったあとは痺れも楽になります。
<初診時の症状>
①右太ももの後面にしびれ
②右に体重をかけると不快感
③お尻の筋肉がとても硬くなっている
<施術後の経過>
初回の検査では歩き方をチェックすると痺れが出ている方の足を引きずるような形でびっこを引いていました。本人にその自覚は無く痺れている方の足はつまずきやすいくらいの認識でした。これは股関節と腰の筋肉が硬くなったせいで上手く関節を動かせなくなった結果でした。そのため痺れている方のお尻の筋肉も硬くなっていました。
このお尻の筋肉を刺激してみると足の痺れがひどくなるのを検査で確認したため、ここを中心に施術を行っていきました。
初回の施術ではお尻の筋肉を中心に腰や太ももの筋肉にもアプローチを行いました。施術後にお尻の筋肉に負荷をかけると足の痺れの症状が施術前よりも楽になっていました。そのため自宅で出来るお尻や太もものストレッチを指導して次回まで患者さん自身にも実践していただきました。そのおかげか2回目以降に来院されるごとに少しずつ足の痺れの症状が楽になっていきました。4回目の施術が終わるときにはお尻に負荷をかけても足の痺れは出なくなっていました。
<担当カイロプラクターのコメント>
今回は骨盤の関節の動きが悪くなっていた為、お尻の筋肉がとても硬くなっていました。腰の筋肉と股関節の筋肉が硬くなると本人も気がつかないうちに足を引きずるような歩き方になっていることがあります。そうなるとどんどん筋肉が硬くなり痛みや痺れの症状が出てくる場合があります。
今回はお尻の奥にある梨状筋という筋肉が硬くなってしまい、その下を通る坐骨神経を刺激して痺れが出ていました。施術と自宅で出来るストレッチを行っていただけたので比較的早期に症状に改善が見られました。
坐骨神経痛 千代田区