首のヘルニアで手が痺れる
2021.11.30
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首の痛みと指の痺れに悩まされる40代女性の患者様です。
首と肩甲骨の二つの問題から症状が悪化してしまった症例です。
ある日から突然右の手が痺れるようになりました。整形外科を受診したところ頚椎ヘルニアと診断されて、湿布と牽引をしましたがあまり楽になりません。指の痺れとは別に、腕全体にも重だるい痺れがあります。首の痛みがあるため上手く顔を上げられないのと、無理に上げようとすると指先の痺れが酷くなります。(44歳女性)
<初診時の症状>
①首の痛み。
②指の痺れ。
③腕の重だるい痺れ。
<施術後の経過>
初回の検査では整形外科での牽引ではあまり効果が無かったため、女性の方に多い手のしびれを起こす胸郭出口症候群に対しても検査を行っていきました。検査ではヘルニアによる症状の疑いは低く、斜角筋症候群という胸郭出口症候群の一つの疑いがありましたので、それに対応する施術を行っていきました。
最初の2回の施術では症状にあまり変化は見られませんでしたが、3回目の施術から首の動く範囲が改善され始め、首の動きに伴っていた指の痺れも軽減していきました。その後も腕の重だるい痺れも症状が緩和されて、6回目の施術では首の痛み、指の痺れ、腕の重だるい痺れともに改善されました。6回の施術を週に2回行い、3週間が必要でした。現在は2、3週間の間隔を設けて経過を観察しています。
<担当カイロプラクターのコメント>
この方は寝違えをきっかけに首の痛みが起こるようになり、それを放置していたら腕のだるさや指のしびれが出るようになっていました。そのためしびれの原因は頚椎ヘルニアによるものではなく、斜角筋症候群という首の筋肉の過緊張によるものでした。
そのため寝違えによってできた筋肉のこわばりに対して施術を行い、状態がよくなっていくにつれて神経への圧迫も改善されていったため指のしびれもよくなっていきました。
寝違えもきちんと治療しないとこういった別の症状を引き起こすことがありますので、お困りの際はご相談ください。
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