親指の外側に痺れがある
2019.09.26
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今回の症例では、
・痛みなのか、痺れなのか分かりにくいような、違和感を感じていた。
・自然に治ると思っていたが悪化してきている
・気づいたら、常に痺れを感じるようになっていた。
・肘から親指まで範囲で痺れを感じる。
このような症状に悩まされていた方が
カイロプラクティック施術でどのように改善をしたのか?
どのような異変が体に起きていたのか?
をまとめてみました。
<患者様の背景>
約30年ほど前から町工場で仕事をしています。
忙しい時期が続いたせいか、気づいた時には、右腕に何か突っ張ったような感覚がありました。
手先を使う細かい作業がほとんどですが、たまに力仕事もあるので、筋肉痛のようなものかな?と気にしていませんでした。
最初は突っ張ったような感覚でしたが、約1ヶ月ほど経ったころから右手の親指にしびれがあるのに気がつきました。しびれは親指の外側で、特に痛むということはありません。
どこかをぶつけたり、捻ったりした記憶はなく原因もわからず、
症状が治ることもなかったため心配になり来院しました。(54歳 男性)
<初診時の症状>
①手の親指の外側にしびれがある。
②朝起きた時には腕がだるい・力が入りにくい感じがする。
③腕や首を動かすとたまに痺れが悪化するときがある。
※初回来院時に痺れがあったことなどから、骨や神経などの問題も考えられたため、
より正確な状態を知るために、整形外科による検査にも行っていただきました。
二回目の施術の前に結果などを教えて頂きました。
<施術後の経過>
1回のカイロプラクティック施術で60%ほどしびれの改善が見られました。
その後は、二ヶ月間に5回のカイロプラクティック施術を継続して行い。
残った痺れの改善を行いました。
最終的には、痺れは完全に消失して、
違和感もなく仕事に集中できるようになったとのことでした。
デスクワークで長時間にわたって同じ姿勢をとることは少なかったとのことで、
細かい作業も含めて、体を使うような仕事であったため改善が見られるのもとても速かったように感じました。
<担当カイロプラクターからのコメント>
手や腕のしびれを起こす原因は、筋肉や血管、骨、神経など様々ありますが、
整形外科でのレントゲンでは頚椎の5番目と6番目間の神経の出入り口が狭くなっていると
診断を受けたとのことで、
腕へ向かう神経が出入りする首の神経根といわれる部分に障害が起きていました。
頚椎の骨に変性(老化現象などで骨が変形したりする)が起こり、
神経の出入り口を狭くしてしまったことが原因である変形性頚椎症と考えられました。
また同時に、ストレートネックやクレーンネックと呼ばれる状態、
【頚椎(首の背骨)の前彎(前へのカーブ)が少なくなっており、負担がかかりやすくなっている】とのことでした。
これらは実際に首の可動域を確認してみると、
5番目と6番目の頚椎間の関節の動きは非常に悪くなっていました。
このような状態では、この関節付近の筋肉なども凝り固まり、
神経への負荷が強くなります。
カイロプラクティック施術は、すでに起きてしまっている骨の変性を取り除くことはできませんが、
それに伴って起きてしまっている、
5番6番頚椎の関節の動き・首全体の動きを正常に戻す施術を行いました。
関節の動きが正常に戻ることで周囲の構造の硬さを取り除き、
神経への負担が減っていきます。また、
この患者さんのような頚椎の前彎が減少し頭が前にいくような姿勢は、
首に負荷がかかりやすいので姿勢指導もしっかりと行いました。
手・腕にしびれを出現させてしまう原因は他にも多くあります。
詳しく知りたいこちらをご覧ください⇒ 手や腕に感じる痺れの原因
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手指のしびれ カイロプラクティック 東京 千代田区 神田 小川町