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肩甲骨から腕にかけての痛みと、人差し指のしびれ

2018.05.17

カテゴリー:手の痺れ・腕の痺れ » 腕のしびれ

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肩こり肩の痛みでお悩みの方、多いですよね。

すぐに治ると思っていても、厄介な症状に繋がる可能性もあります。

今回は一例をご紹介いたします。

 

1.当院での施術例

 

当院で施術を受けられた患者さん(48歳男性)の一例です。

 

<症例>

左肩には1ヶ月前から違和感があり、2週間前ぐらいから悪化して左腕指にしびれが出てきました。内科へ行きましたが原因が分からず、痛み止めをもらって服用しています。薬を飲むと痛みは少し引き、その後整形外科で湿布とビタミン剤をもらって服用しています。肩を温めると、少し楽になります。特に思い当たる怪我などはしていません。指のしびれは常に出ていて、薬ではしびれが取れないので、一度カイロプラクティック施術を受けてみようと思いました。

 

<初診時の症状>

①左肩甲骨を中心として、周囲が痛い。

②左腕の方まで痛みと、重鈍いしびれのような感じがある。

③左人差し指にしびれがある。

④左腕を右手で支えないとつらい。

⑤元々の肩こりが酷い。

 

<施術後の経過>

まず左肩甲骨付近が盛り上がるように硬くなっており、痛みのための防御姿勢も重なってあまり動かせる状態ではありませんでした。肩甲骨、腕の筋肉を触るとしびれを誘発する状態でした。物理療法と併せて施術を行なっていった結果、7回目の施術後から指のしびれが徐々に薄れていきましたが、肩甲骨の周囲の痛みは薬がないとつらい状態でした。その後、3回の施術で痛みも引き、現在はメンテナンスに移行しています。

 

<担当カイロプラクターのコメント>

しびれの原因は肩甲骨や腕の筋肉のトリガーポイントによるものでした。しかし、この患者さんの全身をみてみると、背中の左側の筋肉が全体的に張っており、腰・お尻の方にも影響しているようでした。全身的な施術を始めてから症状が軽くなり始め、肩の痛みも軽減しました。このケースは訴えられている症状以外にも、目を向けなければならない良い症例だと思います。このような症状は、特にカイロプラクティック施術が有効となるものです。

 

 

2.その症状の原因はトリガーポイントかも!

 

上肢の痺れというと頚椎椎間板ヘルニアや脊椎管狭窄症などを思い浮かべて不安になる方も多いと思います。しかし、病院で検査しても異常がなく痛み止めをもらうのみで症状が改善せず困っているという患者さんが多く来院なさるのも事実です。そんな原因が分からない痛みや痺れの一つとしてトリガーポイントがあります。

2-1 トリガーポイントって何?

怪我/長時間の同じ姿勢/筋肉への疲労などが原因で筋肉が損傷され、血行の悪さが起こり、その結果、筋肉の中に出来る硬いコリ(硬結)として形成されます。圧痛点と呼ばれるものです。その圧痛点の中でもトリガーポイントの特徴は、形成された場所とは離れた別の場所に強い痛みや痺れが現れる関連痛です。頭痛だと思っていたものが実は首の筋肉に原因があることや、ふくらはぎの痛みを感じていても原因はお尻の筋肉にある場合などがあるのです。

トリガーポイントが形成されると、筋肉や関節が効率よく動かせなくなります。その結果、血行の悪さが起こりまた新たなトリガーポイントの形成にも繋がり、症状の悪化、痛みが長引く原因にもなります。

 

2-2 症例とトリガーポイント

 

 

 

今回のケースは斜角筋、棘下筋のトリガーポイントが主な原因と考えられています。

棘下筋のトリガーポイントがかなり悪化している状態で筋肉の緩和操作を行なおうと肩甲骨、腕の筋肉を触ると痺れを誘発する状態でした。徒手的療法より患者さんの負担が少なく痛みを誘発しにくい温熱や電気などの物理療法で症状を軽減させ、その後、頚部や肩甲骨を中心に調整し関節の動きをつけ調整し、筋肉に対しては筋膜リリースやストレッチを行いました。

 

2-3 注意すべきこと

必ずしも、全ての症状がトリガーポイントに当てはまるわけではありません。当院でも徒手的検査で確認は出来ますが100%ではありません。痺れは筋肉、骨格の問題以外にも内臓や血管や代謝の問題などで起こる場合もあるからです。長く続くようなら一度しっかりと病院で診て頂くことをおすすめします。

 

 

 

3.症状を防ぐために自分で出来ること

 

関節や筋肉の状態を改善しても元に戻ってしまってはまた症状が戻ってきます。当院では姿勢エクササイズストレッチなども合わせて指導させて頂きます。適切なケアが自分で出来ると、良い状態を保つことや症状の悪化を防ぐことが出来、良い状態を保てます

 

3-1 ストレッチを行うときのポイント

ストレッチを行うときのポイントは

  •   勢いをつけない → 痛める原因になります。
  •   呼吸を止めない → 体が緊張して筋肉が伸びません。
  •   30秒以上行う → 筋肉が伸び始めるまでに20秒はかかります。
  •  

ストレッチは無理なくゆっくりと行いましょう。

痛すぎず気持ちいいと感じるくらいが目安です。

各ストレッチ 1回30秒×3セット 程出来ると素晴らしいです。

 

3-2 斜角筋ストレッチ

今回は斜角筋のストレッチとして紹介していますが、同時に胸鎖乳突筋もストレッチすることが出来ます。

 

1.まずは姿勢を正して座ります。

2.ストレッチしたい方と反対側に首を回します。

3.後ろに傾けます。

4.斜め後ろを見るような体勢になります。

 

この時首筋が伸びている感触はありますか?

 

※この際に気分が悪い、めまいがするなどの症状が出た場合はすぐにストレッチを中止してください!

 

3-3 棘下筋ストレッチ

今回は棘下筋のストレッチとして紹介していますが、同時に小円筋もストレッチすることが出来ます。

 

○パターン1

1.まずは姿勢を正します。

2.ストレッチしたい側の手を対側の肩に乗せます。

3.肘を胸の前へ引き寄せるように上へ持ち上げます。

 

この時肩甲骨周囲から腕にかけて

伸びている感触はありますか?

 

○パターン2

1.まずは姿勢を正します。

2.ストレッチしたい側の手を腰に当てて、反対側の手で肘を持ちます。

3.肘を可能な限り、前方に引き寄せます。

 

この時肩甲骨周囲から腕にかけて伸びている感触はありますか?

 

4.最後に

 

体の症状を改善するためには「姿勢の改善と機能の回復」が必要不可欠です。施術はあくまでお身体を治すきっかけ作りです。

ご自身のお身体の状況を理解し、どう向き合って改善していくかが大切です。当院では皆様の健康なお身体作りをサポートさせて頂きます。

 

もっと詳しく知りたい方は痛みの原因辞典 肩こり

 

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