妊娠初期のお尻の痛みと足先の痺れ
2020.07.29
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長時間の正座の後からお尻の痛みと足先のしびれが出てしまった30代女性の患者さんです。
妊娠により骨盤が不安定になってしまい、症状が出てしまった一例です。
２ヶ月前に茶道をしていて１日中座っていた時から、左の親指の付け根付近に足先の痺れを感じています。そのあと２週間前にもお茶会があり長時間正座していたあとからお尻の付け根の辺りが痛みます。ここ１週間は特に痛みが強く、歩いたり、かがんだり、身体をひねった時に痛みが強くなります。現在妊娠１１週目です。
＜初回来院時の症状＞
①左の殿部の痛み
②左足母趾のしびれ
＜施術後の経過＞
初回の検査では骨盤周りの筋肉が固まってしまい、姿勢がゆがんでいたのと股関節周りの動きが悪くなっていました。お尻の痛みは歩いたりした時だけでなく、長い時間座っていても痛みを感じる状態でした。
そのため初回の施術では骨盤周りの筋肉を中心にアプローチを行い、固まった筋肉をほぐして股関節の動きをつけるようにしていきました。そして、施術の後にはお尻の痛みは残るものの楽に歩けるようになったとのことでした。
そのあと2回の施術の後にはお尻の痛みもほとんど感じなくなり、足先のしびれも感じなくなていました。その後は妊娠中ということで赤ちゃんの成長に合わせて再発防止と体調管理を目的に３週間に１度の頻度で施術を継続しました。
＜担当カイロプラクターのコメント＞
今回の殿部の痛みは仙腸関節と周囲の筋肉（腸腰筋、梨状筋）のアンバランスが原因で起こったようです。妊娠中は徐々に靭帯が弛緩してくるため、妊娠中期以降は関節が緩くなっている事が多く骨盤ベルトなどで固定すると症状が早く改善する場合があります。今回は１１週目ということで固定はしませんでしたが、関節と周囲の筋肉のバランスをしっかり整えました。症状の改善後も快適なマタニティーライフを送っていただくために定期的に通院していただきました。
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