ピラティスで股関節が痛む
2020.02.14
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ピラティスを習い始めてから股関節に痛みを感じるようになった37歳の女性の患者様のレポートです。
生活には支障がないものの、これからもピラティスを続けていくので心配になって来院した方です。
今年の春からピラティスを習い始めました。ところが何回かレッスンを続けているうちに、右の股関節を胸のほうへ引き寄せると右足の付け根に重い痛みがあることに気づきました。また最近では、足を組んだときや右膝を胸に近づけたときなどに右の股関節がズーンと痛むようになってしまいました。歩いたりするときには、股関節の痛みを感じることはないのですが、これからもピラティスを続けていきたいと考えているので、悪化しないように、早めに直しておきたいと考えて、インターネットで検索して、来院しました。
<初診時の症状>
①股関節を曲げると足の付け根が痛む。
②ピラティスをしていて、股関節の痛みで出来ないポーズがある。
<施術後の経過>
初回の検査の段階で股関節の動きが、右側だけ硬く、そして股関節を深く曲げたときに、鼠径部に痛みを感じる状態でした。これは、腸腰筋という腰と股関節を結ぶインナーマッスルが、硬くなってしまったことで股関節を深く曲げたときに痛みの原因になっていると考えられました。腸腰筋はピラティスなどではとても重要な筋肉が、硬くなってしまったことで、股関節を深く曲げたときに痛みの原因になっていると考えられました。そのため、この腸腰筋を中心に股関節周りの筋肉をほぐしていくと同時に、それに関係する腰の筋肉もほぐしていきました。
初回の施術で、痛みは残るものの、股関節の動きがスムーズになり、施術前に比べて、楽に曲げることができました。その後、2回の施術後には、股関節を深く曲げても股関節の痛みを感じなくなっていました。ピラティスも今までは股関節の痛みがまた再発するのではないかと心配で思いっきりできていませんでしたが、そのころからは思いっきり楽しむことができるようになったということでした。
<担当カイロプラクターのコメント>
この方の痛みの原因になっていた腸腰筋はインナーマッスルとしてとても重要です。人が動くときに必ず体の軸を作り、股関節の運動にも深くかかわってきます。そのため、ピラティスではとても重要な筋肉ということになります。今回は、ピラティスを始めたばかりで、体がびっくりしてしまい、腸腰筋が硬くなってしまったことで、股関節が動きにくくなり、股関節を深く曲げたときの痛みになってしまったと考えられます。施術によって、しっかりとほぐし、ご自分でもメンテナンスを意識すると、今回のような症状の再発は起こりにくいので、ピラティスもまた再開することができました。これからも、健康のためにピラティスを頑張っていただきたいと思います。
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