バレーボールの練習後に起こった足首付近の痛み 千代田区
2024.12.06
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バレーボールの大会を見据え、1か月程度ハードな練習を続けていた10代女性の患者さんが練習後に足首付近の痛みが出たレポートです。足首を捻ったわけではないので不安とのことでした。
2日前にいつもの練習後に足を捻ったわけでもないのに左足首付近に痛みがでました。なんとか帰宅できましたが、自宅で足を引きずるような歩き方に気づいた父親からアイシングをしてみたらとアドバイスをもらいました。やり方がよくわからなかったのですがネット動画で紹介されていたので参考にしてやってみました。場所はうちくるぶしのやや上です。アイシングの後は少し皮膚が赤くなってしまいましたが、気持ちがいいので効果はあったようでした。
昨日の朝もいくらか腫れている感じがありましたが、痛みは少し引いていましたので練習に参加しました。しかしアップ中に同じ場所に痛みが出たので中止し、帰宅し昨日同様アイシングをしてみました。今日は昨日よりは少しはいいかもしれませんが歩くと痛いです。
<初診時の症状>
①左足首の痛み(軽くジャンプして着地時に足に激痛)。
②歩く時に痛むタイミングがある。
③全身の張り。
<施術後の経過>
初回の検査では2日間アイシングをしていただいたおかげか、足首周りには明確な腫れは確認できませんでした。しかしふくらはぎやすねの筋肉の硬さが顕著で、パンパンの状態で足首の曲げ方によっては痛みの再現が確認できました。所見としてはシンスプリントのような状態を疑いました。
そのため施術はふくらはぎや後脛骨筋と言う筋肉を中心に骨盤から下半身のエリア、更に膝と足首や足の関節にアプローチしました。また全身の張りの訴えから全身の対応となりました。練習は一時的にお休みいただくか、上半身のみの練習は可能とし、ご自身でもできるふくらはぎ周りや太もものストレッチを中心に全身を対象としたストレッチやマッサージもお願いしました。
10日後の3回目の施術後、確認するとジャンプした着地時の足首付近の痛みは 50%ほど軽減とのことでした。また歩く動作で痛みの再現がほぼ皆無とのことでした。5回目の施術後、ジャンプした着地時の足首付近の痛みは残り10~20%程度までに変化しているとのことで、条件付きでの練習の再開となりました。現在は条件なしで練習に切り替わり経過観察中ですが、今回のケースは約1か月半を必要としました。
<担当カイロプラクターのコメント>
今回のケースは、大会を控えた練習での足首・ふくらはぎの筋肉の過度な疲労の蓄積と想定されました。例えばスパイクを何度も連続して打つようなメニューで足の筋肉が耐えられなくなり、関わる筋肉同士でのコンビネーションが著しく低下した状態が疑われます。更に言えば痛みの繰り返しからシンスプリントのような状態を疑いました。
よってリハビリ期間中は痛みのある患部以外も含めストレッチを徹底していただき、その後の再発防止策として練習前後でも取り組んでもらっています。しかしながらそれだけでは再発は止められないこともお伝えしました。
特にスパイク時のジャンプの飛び方や着地のさばき方などフォームの改善をコーチにお願いいたしました。上述の筋肉の過度な疲労の要因もありますが、その前に怪我のリスクを下げることに取り組みましょう。
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