女性特有の肩こり。今朝から首が痛み、頭痛もでている。千代田区
2024.04.05
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昨晩ベットに入る時には首の痛みはなかったのに翌朝起きて、首の痛みにびっくり!挙句の果てに頭痛まで。
そんな辛さを抱えた20代女性の症例です。仕事柄慢性的な肩こりで困ってます。
年度末の忙しさが終わり、仕事を終えて友人と居酒屋で楽しく過ごしました。週末ということもあり少し飲み過ぎましたが、帰宅しお風呂にゆっくり入って就寝しました。翌朝、目が覚めると首の痛みがあることに気がつきました。
以前経験のある寝違えだろうと思い、少し様子を見ました。しかしながら次第に頭痛が出てきたので市販の頭痛薬を飲んでみました。 多少の変化はあるものの、首の痛みと頭痛も残っていたので、週明けに近所の整形外科へ向かいました。病院ではレントゲンを撮り、問題はないということで痛み止めと湿布をもらい、3日間くらいの安静を促されました。
その後出社したところ、振り向けない私をみた上司が、ご自身の経験でカイロプラクティックを受けたらよかったことがあり、紹介してもらい来院しました。
<初診時の症状>
①首を動かすと、首の痛み、肩の痛み
②首の痛みから頭痛が出ているような気がする
③日常的に肩こりで悩んでいる
<施術後の経過>
今回のケースは発症して2日経過していること、整形外科の先生から安静を促されたことなどを鑑みて、初回は『首回りの保護』と『全身を整える』ことを目的とした施術をいたしました。まずは首回りの触診から、一部熱っぽさを感じられる部分があったのでアイシングを促しました。するととても気持ちがいい場所に気付かれ、周りとは明らかに違うことに驚かれました。またご本人が辛いと感じている場所と実際に痛んでいる場所が、はっきり認識できたとのことでした。よって整形外科から処方された湿布を貼る場所が明確になり喜ばれてました。
一方で状態の良い筋肉に対しては辛い筋肉を支えてもらう必要性がありますので、コンディションを整える施術を選択しました。肩甲骨、背中、胸部、骨盤周りの筋肉や関節まで多岐に渡りました。
しかしながら両腕は肘の上側も下側も著しいい凝りと張りでしたので積極的なリリースが必要でした。
また当日はデスクワークやクライアントとの打ち合わせなど、スケジュールはびっちり入っているとのことなのでテーピングを使用して筋肉の保護を施しました。
初回は、『➀首から肩の筋肉が痛む』がほぼ半減しました。それにともない、『➁首の痛みから来ていたと思われる頭痛』が静まりました。2回目はその3日後、首回りの熱っぽさも下がり首周囲への対応ができたので、寝違いに関わる施術をいたしました。施術後は➀と➁については解決しました。
③の肩こりのお悩みに関しては基本的な肩こりの施術を継続中です。すぐにできる対策として、意図的に仕事中姿勢を変えることに取り組んでいただきました。これはちょっとお尻を引いたり、肩を回す程度でも大丈夫です。
更に職場や自宅で取り入れるストレッチもマスターしていきながら取り組んでおります。
また女性特有と思われることとして両腕の著しい張りや凝りが挙げられましたが、その背景としては座り姿勢における背骨周りやお腹周りの安定性を高める必要性があることをお伝えしました。
まずは基本的な体幹トレーニングの紹介をさせていただきました。
<担当スタッフのコメント>
初回の施術では、特に肩甲骨の動きが著しく低下していましたので、少しずつ肩甲骨の可動性を修正しました。さらに肩甲骨から首にかけて、寝違いを起こしやすい筋肉があります。今回のケースではその筋肉をアイシングするとかなり気持ちいいとのことでしたので、まずは保護を優先しました。
そして周囲の筋肉に対して迅速な回復を狙い、まずは首の痛みを助ける(支持できる)状況を目指しました。2回目の施術は、患部の熱っぽさも随分軽減されていたので、初回の取り組みであった肩甲骨の可動性をさらに高めることに加えて、首回りの筋肉の伸び縮みや、首の回転性を高めるための対策をいたしました。
首や肩のはりからくる頭痛は、緊張性頭痛に分類され、筋肉が緊張してしまうせいで、神経に対して間接的にストレス与え、痛みを感じるというメカニズムです。この方は、長年のデスクワークで、首や肩だけでなく背中の筋肉も硬くなっていました。そのため、長時間の仕事で、緊張性頭痛が誘発されてしまう状態と考えられました。
筋肉のこりが深いところまでこびりついていたので、症状を改善させるためには、施術を重ねていく必要があると共に、長時間耐えられる筋力強化の必要性も考えられます。
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