前にかがむとお尻に痛みがある
2020.03.06
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立ち仕事をしている方で、お尻の痛みに悩まされている50代女性の患者さんのレポートです。
長年の習慣や昔のケガが原因でお尻の痛みを発症してしまった方の一例です。
3ヶ月くらい前からお尻がつっぱった感じがし、ひどい時には大腿の外側までだるさがあります。家から勤め先まで徒歩15分くらいなのですが、歩いているとだんだんお尻に痛みがでてくるのを感じます。30年以上販売業でヒールのある靴で日に8時間以上立ちっぱなしだったせいか、ずっと腰痛があります。また、20年以上前に足首を捻挫をして、ひどくて歩けないほどだったため、7〜8年整骨院へ通っていました。
<初診時の症状>
①歩いているとでお尻に痛みが出る。
②30年以上腰痛が続いている。
③以前捻挫した部分が痛むことがある
<施術後の経過>
初回の検査でこの方の姿勢はヒールを長年履いている人に特徴的な反り腰と前重心の傾向がみられました。ヒールと履いていると自然と前重心になるため、倒れないように反り腰が強くなる傾向にあります。また、常につま先立ちの状態のため、すねや股関節の外側の筋肉がこり固まってしまう傾向にあります。そのため腰痛やお尻の痛みに悩まされることが多くあります。
そのため施術は腰と股関節周りの筋肉をほぐすことでお尻の筋肉のこりをほぐしていきました。また、以前に捻挫したことがあるため足首の動きも悪かったため、足関節へのアプローチも一緒に行っていきました。
2回の施術で歩いているときのお尻の痛みが半分になったということでした。その後の2回の施術の後には仕事中に疲れてきたときのお尻の痛みを感じる程度まで回復したということでした。6回目の施術が終わるころにはお尻の痛みをほとんど感じない状態になっていました。
今は仕事の疲れがたまってくるとお尻の痛みが気になってくるということなので3~4週間に1回のペースで来院していただき、メンテナンスのための施術を行っています。
<担当カイロプラクターからのコメント>
30年以上ヒールの高い靴で立ちっぱなしのお仕事をされていることや、以前に足首の重い捻挫をしているために足関節の動きや足の筋肉の働きがうまく行われず、腰や股関節、お尻に大きな負担がかかっていました。そのため、お尻の筋肉の過度な緊張が痛みの原因と思われました。腰や股関節、足関節を中心にアプローチを行い、股関節の可動域を広げていき、腰の筋肉にかかる負担を軽減できるようにアプローチを行っていきました。仕事柄立ち仕事でこれからも身体の疲労は溜まっていくので、定期的なメンテナンスで症状が悪化しないようにケアを行っています。
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