季節の変わり目?夏の疲れ?今年もギックリ腰。千代田区
2024.09.20
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ぎっくり腰でお困りの症例です。昨年も夏の終わり頃やってしまったとのことです。
昨年のぎっくり腰ほどひどくはないのですが、日頃から注意をしていたとのことで落ち込んでおられました。
結果には原因があると仮定し、再発防止策を一緒に考えながらの施術となりました症例です。
昨年の夏はまだ暑さの残る9月のお彼岸、お墓の掃除中にぎっくり腰になりました。今回は9月に入って間もなくですが、やや丁寧にやっているお風呂の掃除中でした。昨年と違って腰には注意を払っていたのですが、まさかのぎっくり腰ということで『またやってしまった・・・』 ショックの一言です。
仕事は昨年と同じ部署にて基本デスクワーク中心です。時々肩こり、眼精疲労でも困っています。今年は7月からスケジュールがパンパンでした。休みの日ですら仕事のメールチェックしたり、思い返せばプライベートと仕事の線引きが全くなかったです。また今年も暑さも凄く、正直8月の後半はバテバテでした。
9月に入りやっと仕事は落ち着いてきたので、身体のだるさはあるものの、家の事もちゃんとやろうとはじめた矢先の出来事でした。
腰の痛みを更に詳しく ⇒ 痛み原因辞典
<初診時の症状>
➀立つ時、座る時に痛み。
➁ 靴下を履く時に痛み。
③靴を履くことが怖い 。
<施術後の経過>
ぎっくり腰の症状がでて2日経っていましたが、念のため患部をアイシングで確認の上進めました。
結果、いまだ熱を帯びている箇所も確認できましたので、初回は患部は保存しながらも全身のリリースを進めました。施術後には多少の痛みは残るものの➀と➁はクリアーしました。
2日後に出張を控えていらっしゃたので、移動時の注意事項や念のためテーピングでのフォローも施しました。
出張から戻られた後に2回目の施術となり、順調な変化を維持されていましたので方針通りの施術をし、確認後➀➁③の全項目をクリアーされました。
<担当カイロプラクターのコメント>
今回はよくあるぎっくり腰の比較的軽症の症例でした。
偶然ですが昨年の9月にもぎっくり腰に見舞われた経緯からご本人は落胆されていましたが、1週間後には何事もなかったかのように自信を取り戻されました。更に『結果には原因がある』との前提でご本人と『原因の理由』になったであろう細かいところを確認し合いました。一部紹介します。
〇かがむ姿勢からぎっくり腰へ。
今回、痛めた姿勢動作は中腰でかがんだ状態から上半身を起こすタイミングでした。ここで腰を戻す際にトラブルがおこったようです。検査や身体が変化したプロセスからお腹の圧(腹圧)に問題を提案しました。お腹は腹直筋、腹斜筋、腹横筋、横隔膜、そして腰筋群でしっかりと力む仕事をする必要があるのですが、抜けていたと思われます。この状態こそ体幹が使えていない状態といえるでしょう。
『すぐにバテル』『身体が重い』などのコメントで表現されやすい、体幹が使えていない状態は身体の動きはバラバラで、リズムもイマイチ、呼吸も合っていない状態が推測できます。そんな時は筋肉や神経系の機能が低下していることが疑われます。
〇筋肉や神経系の機能が低下に。
まずは夏場の冷房過多、必要な休息が取れていないこと、長時間にわたる同じ姿勢の保持などよる血行不良などから筋肉の質や機能の低下が予想されます。また最近増えた気候の急激な変化や仕事の慌ただしさから自律神経系の疲れにも発展しやすくなるでしょう。これらの状態は筋肉や神経系がバテテくることにつながりやすく、身体は疲労がどんどん蓄積し、慢性的に筋肉や神経系の機能が低下することが考えられます。夏場以外でもだるいやバテバテはあると思いますが、夏特有の軽度な脱水症状がもたらす影響も忘れてはいけません。
休息・栄養・睡眠・入浴など大切になってくるでしょう。またご自身でできることの一つとして帰宅後ストレッチをやってみることも挙げられます。疲労時は筋肉同士のバランスが崩れていることが予想されます。この時必ずしも腰や首や肩に痛みを感じるわけではありません。ぎっくり腰や寝違いなどの防止策としてストレッチチェックも役立つでしょう。ストレッチは身体を柔軟に促すだけでなく、身体中の左右差などにも気づけます。さらに体幹トレーニングを少し取りいえると身体の一体感が得れるでしょう。
腰周りから全身のストレッチの一例
体幹トレーニングの一例
最後に今回の問診や会話から紐解くと大切なキーワードは、『夏の終わり』『スケジュールがパンパン』『今年も暑さも凄く』『8月の後半はバテバテ』『家の事もちゃんとやろう』以上をピックアップし患者様と共有しました。
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