寝返りをうつ時に胸が痛い
2020.07.30
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重い荷物を持ち上げてから胸の痛みを感じるようになった20代女性の患者さんです。
痛みをかばった姿勢が回復を妨げていた一例です。
3年位前に仕事中に荷物を高いところに置こうとした時に胸が痛くなりました。それ以来常に少し痛みがあり、寝返りをうつ時やカバンを肩にかけた時に胸の痛みがあります。胸の真ん中の骨のところが痛いのですが筋肉痛のようなズキズキ、ジンジンする感じです。慢性的な肩こりもあり、たまに頭痛が起きることもあります。
<初診時の症状>
①胸骨(胸の真ん中の骨)付近が痛む
②慢性的な肩から背中のこりとはり感
<施術後の経過>
初回の検査では寝返りをうつときだけでなく、胸を張った時や深呼吸の時にも痛みが酷くなるようでした。痛みをかばって生活しているせいか肩が内側に入り猫背のような姿勢になっていました。また、大胸筋や前鋸筋といった肋骨の周りを覆っている筋肉も硬くなっていました。そのため背骨から肋骨の動きも制限され、動かし難い状態でした。
そのため施術では、大胸筋や前鋸筋といった肋骨の動きを制限している筋肉にアプローチを行い、背骨から肋骨の動きをよくしていくようにしていきました。施術の後は、胸を張ったり深呼吸した時の胸の痛みは残るものの、常にある胸の痛みが無くなったとのことでした。
その後も施術を行いながらご自宅でもストレッチを行うようにして頂いたところ、4回の施術で寝返りの時や胸を張った時の痛みを感じなくなりました。
<担当カイロプラクターのコメント>
今回の胸の痛みは、肋骨の間にある肋間筋という筋肉を傷めていました。肋間筋は呼吸を補助したりする筋肉で普段は傷めることはほとんどありません。しかし、重い荷物を持ち上げるなどの急な負荷によって痛めてしまう事があります。一度痛めてしまった筋肉が硬くなり、周りの筋肉や関節の動きも悪くしてしまったためになかなか治らずに痛みを引きずっていたと考えられます。また日常的に猫背気味で胸をすぼめたような姿勢も症状の改善を妨げていたのだと思われます。
肋間筋に直接アプローチする方法は限られるため、今回は背骨や大胸筋、前鋸筋といった周りの部分からアプローチを行っていきました。施術がすすむにつれて痛みの減っていったため痛みをかばって猫背だった姿勢も自然な姿勢になっていったこともよかったと考えられました。
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