子供のころから側わん症があり、最近腰痛と足がしびれます
2019.12.24
カテゴリー:
子供のころから側弯症がある方で、最近になり腰痛が悪化したのと足のしびれを感じるようになあった34歳女性の患者様のレポートです。
側弯症は施術によって治せるものではありませんが、側弯症によって生じる二次的な腰痛に対してアプローチを行ってきました。
子供の頃から側わん症があり、背骨が曲っています。高校の時から腰痛がありますが、最近痛みを強く感じるようになってきました。電車の中や仕事で立ちっぱなしになると痛みが悪化します。たまに太ももの前側がズーンとしびれることがあります。
<初診時の症状>
①常に腰痛がある。
②立っていると腰痛が悪化する。
③太ももの前側がしびれる。
④子供のころから側わん症がある。
<検査による所見>
この方の側弯症は、特発性側弯症という若い女性に多く起こりやすい側弯症の種類でした。
この側弯症は、原因が不明ですが先天的に骨の形に異常があるわけではないので、施術によってある程度は状態が変わる種類のものです。
側弯症がある方は常に体の軸が傾いているため、筋肉や関節に負担が偏るので肩こりや腰痛に悩まされている方が多くいらっしゃいます。この方も同様に、若いころから腰痛に悩まされていました。
今回は側弯症が悪化したわけではなく、繁忙期によりいつも以上に長時間の立ち仕事が続いたため腰痛が悪化し、それに伴い太ももの前側のしびれも出てしまったと考えられました。
<施術後の経過>
今回の腰痛は脊柱起立筋と腰方形筋、腸腰筋の三種類の腰を支える筋肉に問題が起こったことで発生していました。そのため施術もこれらの三種類の筋肉のこりをほぐしていくことをメインに行いました。
また、側弯症により背中や肩の筋肉のこりにも左右差があったため、腰だけでなく上半身を全体的にアプローチしていきました。また、側弯症があると背骨の動きにも問題が起こるため、その部分には矯正を行っていきました。
2回の施術で普段感じている腰痛が半減したということでした。3回目以降の施術では上半身だけでなく下半身の筋肉のコリに対してもアプローチを行っていきました。6回目の施術の後は立っていても以前ほどの強い腰痛や太ももの前側のしびれを感じなくなりました。
<担当カイロプラクターのコメント>
今回は長時間の立ち仕事が続いたために、脊柱起立筋や腰方形筋、腸腰筋といった腰を支える筋肉が限界を迎えてしまい、体が腰痛という危険信号を出していました。太ももの前側のしびれも、腸腰筋が硬くなってしまうことで腰の反りが強くなり、鼡径部の神経や血管が圧迫されることでしびれが出ていたと考えられます。
側弯症の方は体の軸がねじれているため、通常のストレッチでは伸びにくい部分もあるためケアが難しい部分もあります。そのため今回のように疲労が蓄積してしまうと自分ではなかなかケアできないことがあります。そういった場合には施術を受けて頂き、自分でまたケアできる状態にまで回復させていく必要があります。その後は、ご自宅でストレッチなどを行っていただき、日頃のケアをしていただく事をおすすめしています。
側弯症を詳しく知りたい方はこちら⇒ 側弯症
ご予約、ご相談はこちらになります。⇒ 予約・相談フォーム
側わん症 カイロプラクティック 整体 東京 千代田区 神田 小川町 淡路町 神保町 大手町