歩行困難で左側のお尻が痛い
2023.09.08
カテゴリー:
3か月前、ゴルフ練習で目一杯(300発位)打った後から左のお尻が痛くなり、最近は左足を挙げることや歩くこと、階段を登ることもできなく困っていました。当院のホームページでご自身の症状とそっくりな症例報告がヒットしたので、さっそく来院された70代の患者さんの一例です。
ゴルフの練習はたまにいきますが、今回はいつもの2倍くらい打ったせいか、帰宅の移動時に左のお尻に違和感や痛みが出ました。翌日はあぐらの姿勢を30分位キープしていたら左のお尻の痛みがはっきりと現れました。
普段パーソナルトレーナーに手伝ってもらいトレーニングをしていますが、トレーナーからは坐骨神経痛の疑いがありそうなので専門病院での受診をすすめられ、整形外科を受診しました。結果、レントゲンなどの検査をしましたが、異常は認められませんでした。担当医からは坐骨神経痛を疑う所見も見当たらないと診断いただき安堵ましたが、痛みは関節炎の疑いと診断され、湿布と痛み止めで様子をみるように言われました。
しかしながら、以後ずっとお尻の痛みが続いています。変わらず長時間座ると痛みます。更に歩行中、足を挙げただけでもお尻の痛みがでるようになりました。また、階段でも痛くて不安です。しかしながらトレーニング中のスクワットについてはお尻の痛みが出ないので不思議です。
<初診時の症状>
①左足を引きずって歩いている(痛みからの逃避と思われる歩行)
②椅子に座るとお尻の痛みが酷くなる
③左足を挙げるとお尻が痛む
④階段は登り、降りともお尻が痛む
<施術後の経過>
初回の施術では3か月間、お尻の痛みをかばってきたと思われる全身に対しての確認と調整、左のお尻周囲のリリースを試みました。
今回のケースは我慢してきた期間がやや長いことを鑑み、腰椎、仙腸関節、股関節を含めた骨盤周りの関節の動きに対してはしっかりと改善を目指し、一方で痛みを訴えている筋肉はほどほどに調整しました。最後に関わる筋肉のテーピングを施しました。施術が終わった時には、足を挙げた時のお尻の痛みが楽になっている状態になりましたし、歩く姿でも足を引きずるような動作は消えてました。
ジムでのパーソナルトレーニングは念のため、スクワットについてはお尻の痛みがないとのことでしたが、上半身中心でお願いいたしました。3日後の2回目は筋肉の機能性を改善することを目指しました。
再び来院していただいた時には、日常生活の中で歩くこと、階段でのお尻の痛みが、かなり減ったということでした。
よって初回の方針に通り筋肉のリリースを中心に進め、関節の機能を再度確認と調整をおこないました。
その後、3回の施術を継続していき、お尻の痛みは改善の方向に向かいました。
しかしながら、毎日のお仕事でお尻には直接ストレスがかかりますので、筋肉や関節の動きに対して
引き続き施術を継続している状態です。
<担当カイロプラクターのコメント>
今回はゴルフの打ちっぱなしでのオーバーパフォーマンスから始まっていますが、よくお見受けするケースです。(症状の出かたは色々ですが。)
ゴルフのスキルアップのために、打ちっぱなしのような反復練習はとても大切なことです。しかしながら忘れがちなことが『質・クオリティ』です。何度も振って、身体が疲労してきますといつもならできている『動かし方』が崩れがちです。結果的には左側の股関節にかなりのストレスがかかってしまったようです。その影響からか左のお尻周りの筋肉がかなり固まっている状態でした。
また痛みがでてからも、お仕事では座る姿勢が患部にとってもかなりのストレスになったと推測できます。
カイロプラクティックの施術は、今回のケースような固まってしまった筋肉の調整と、股関節や骨盤の調整からお尻の痛みの改善にお役に立てると思われます。
一般的に痛みが継続すると、その痛みから逃れるために無意識的に『かばう』など代償動作が生まれます。
代償動作は自分で気づいてないことが多いので、痛みがでるまで気が付かないことも多いですね。
痛みの理由がぶつけたや転倒したなどの外傷以外は、早めにケアを行うことをおすすめしています。
歩行困難で左側のお尻が痛い カイロプラクティック 整体 東京 千代田区 神田 淡路町