ランニングをしていると膝の外側が痛い。ランナーズニー?千代田区
2024.03.01
カテゴリー:
健康診断の結果が気になりランニングをはじめたものの、3か月位で膝の外側が痛みだした30代の一例です。
施術以外のストレッチやアイシングも必要になる症例です。
先日はじめてのハーフマラソン大会に出場しました。大会ともなれば張り切ってしまうので、早速膝の外側が痛くなりました。大会後は1週間位で気にもならなくなったので練習を再開しました。
その後、1か月位経ちハーフマラソンの大会に出場したのですが、15キロ付近で我慢できないほど膝が痛くなり、残り約6キロを歩いてゴールしました。
今後、フルマラソンの大会も目指していたところでしたので、膝の痛みを抱えての練習や大会は不安ですのでどうにかしたいと思って来院しました。
<初診時の症状>
①走っていると膝の外側が痛くなる
②階段を降りる時に膝が痛くなる
③練習量が多くなると膝が痛くなる
施術風景はこちらをご覧ください ↓ ↓ ↓
<カイロプラクティック施術の経過>
初回の施術では、膝の周りと股関節、足首周りの筋肉と関節の動き、骨盤の傾きや歪みも検出されました。
また膝の外側の痛みの中心は反対側と比較すると熱感の疑いがありました。 アイシングを施したところ、とても気持ちが良いとのことでしたので炎症反応も疑いました。
よって施術は膝周りと股関節周りや足首周り、そして骨盤も含めた下半身を中心に進めました。
2回目の施術までは練習はお休みし、炎症反応の緩和をお願いしました。
初回の施術後は、足全体が軽くなったということでしたが、階段を降りる時の膝の痛さは継続してました。
2回目は1回目にアプローチした部分の再度施術、及び安全な範囲でストレスをかけながらのコンビネーションの回復も取り入れる施術をすすめました。 少しずつストレスかけても痛みの軽減がみられた部分が増えてきたので、ジムでのトレッドミルを利用したジョグから再開いただきました。
結果、トレッドミルでのジョグ(約15分)では大丈夫でしたが、走り終わってクールダウン中に膝の痛みを感じたとのことでした。しかしながら翌朝には痛みはなく、その後トレッドミルでの時間を30分まで伸ばすことができ、膝の痛さはなかったとのことです。
3回目以降の施術では、さらに全ての動きもよくする目的でより積極的に施術しました。
走っているときの衝撃を全身でフォローし、膝の負担を軽減する目的です。
その後、約1か月は定期的に施術を行いながら、自宅で出来るストレッチや基本的な体幹トレーニングのご紹介など指導させていただき、念願のロードでの練習にも切り替えることができ、膝の痛みが出ることを想定した負荷をかけながら、無事ハーフマラソンの大会に出場できました。
大会当日はテーピングなどのフォローをしましたが、ピッチを75%程度に抑えて、膝の痛みはほぼなく走り切ることができたということです。
ストレッチの参考動画はこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓
体幹トレーニングの動画はこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓
<スタッフからのコメント>
ランニングにおける膝の痛み【外側】はランナーズニー、(ランナーの方々が『ちょうけい、ちょうけい』と呼称されている)と言われるほど有名です。
走る動作では下半身の関節(股関節・膝関節・足関節)で衝撃を吸収する役目があります。
しかしながら、それぞれの関節に疲労が蓄積していくと関節の動き独特のスムーズさが消え、代わって膝周囲の筋肉(特に膝の上下外側と強い絆を持つ) 『大腿筋膜張筋(腸脛靭帯を含む)』がその衝撃を受け止めるため、炎症が起こりやすくなり、膝の痛みになってしまうのです。
そうならないためには走る前後で
ストレッチを十分に行い、筋肉と関節の状態をよい状態に保つ必要があります。
今回のケースは練習量を増やした時に、練習後のストレッチやアイシングなどの身体のクールダウンがほぼ無かったことをご指摘させていただきました。疲労が蓄積していきますと大腿筋膜張筋(腸脛靭帯)中心に負荷が増すことが予想され、膝の痛みにつながってしまったと考えられました。
これからはストレッチやアイシングをはじめとした練習前後のケアや、カイロプラクティックケアにも気をつけていただけるそうなので、引き続きお身体のメンテナンスに努めて、念願のフルマラソンの大会に出場のお手伝いをいたします。
膝の痛み ランナーズニー カイロプラクティック 東京 千代田区 神田 淡路町