真夏の前にダイエット! ジョギングで膝の痛み ランナーズニー? 千代田区
2024.07.26
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3ヶ月ほど前からダイエット目的でマラソンを始めた30代の女性の症例です。
初めて1か月は1週間に3回ほど3〜5キロをゆっくり走っていました。学生時代バスケットボール部でがんばっていたこともあり余裕でした。
慣れてもきたので普段から走っている先輩に次のステージのメニュー伺ったところ以下の提示をいただきました。
①大会を目指すわけではないので、今のメニューを継続し、まずは体重のコントロールに励む。
②やる気スイッチを大切にし、8~10キロをゆっくりで1週間の回数を減らし2回にする。
もちろん②を選びメニューを変更しました。
夏を迎え汗の出方も凄いことなってきましたが『やっている感』が半端なく、ゆっくりが次第にテンポよくになっていました。また少し筋肉痛も感じてきましたが、ウエスト辺りも締まってきたので更にやる気が沸いてきました。
そんなある日、ふと1週間の回数について先輩がなんで2回に減らしたのだろうと思いましたが、元の3回に戻してみようと早速変えてみました。
ここに落とし穴がありました。
夏も本番、10キロ、ペースはテンポよく、1週間に3回が約1か月続いたころ太ももや右膝の外側に異変がでてきました。筋肉痛なのか、何か違う痛みなのか。また全身に継続的なだるさ感もありました。念のため普段はざっくりやっているストレッチをやや時間をかけてみたり、ゆっくりお風呂に浸かってみたりしました。
その数日後、走り始めた途端に右膝の外側に鋭い痛みを感じ、その日は中止し帰宅しました。
歩いての痛みはありませんが、せっかく始めたマラソンを止めたくないので、受診することにしました。
<初診時の症状>
①右膝の外側の痛み
②両側の土踏まずの痛み
③下半身のむくみ。
④全身だるい。
<施術後の経過>
1回目のカイロプラクティック施術では全身のチェックを行った結果、関節のスムーズ性や筋肉の弾力性をはじめとする機能の低下を疑いました。特に下半身は股関節、膝関節、足関節が織りなすコンビネーションの低下が疑われ、ストレッチを通してのチェックでも上段での①~③に関わると思われました。④はお話の内容からも熱中症や脱水症状に気をつけねばならない内容です。明らかなオーバーパフォーマンスと仮説し、膝を中心とする下半身の症状に対応しますが、まずは全身のだるさ感の回復を優先し、早急に体力の回復を図っていただくこと、身体全体にスムーズな動きを取り戻していただくことをお伝えしました。具体的には専門医の受診、休息、栄養補給、トレーニングメニューの見直しです。
右膝の外側は炎症の可能性も考慮し、まず骨盤、股関節から膝、足首などのさまざまな関節のバランスを整え、併せて筋肉のリリースを行ないました。特に太ももの前後は筋肉の調整が必要でしたので膝の外側を配慮しながら進めました。
施術後は特に②と③の変化は著しく、明らかな下半身の軽さ感とむくみの変化を実感されてました。
こちらとしても②両側の土踏まずの痛みの変化は少し安堵しました。しかしながら右膝の痛みの変化はこれからです。念のため安静にし、ご自宅でのアイシングやシップを施していただき、5日後に2回目の施術をいたしました。
専門医にもかかっていただいたところ、軽度な熱中症とのことで対策を講じていただき日頃の疲れも取れつつあり、全身のだるさも変化中のことでした。
膝については痛みの確認をしながらターゲットに関わる動きや力みなどに注目しながらすすめました。今回のケースは痛みが出現した後、かばいながらも我慢するようなことが少なかったため軽度で済みました。
2回目の施術を終えてからは熱中症対策をし、屋内でトレッドミルを利用して歩行重点からジョグを取り入れて只今痛みは無く進行中です。
もう少し涼しくなってロードにでることを念頭にし、メニューの見直しを行いながらダイエットの結果につなげている最中です。
<担当スタッフのコメント>
初診時は膝が抱えるリスクを判断した上で方針を立てました。今回のケースはご本人が健康のために一生懸命に取り組んだ結果の事態ですので、痛みについての基本的なことや現状の状況説明を丁寧にお伝えしたカイロプラクティック施術を心掛けました。
今回のケースは一過性と思われる使い過ぎによる典型的なランナーズ・ニーと呼ばれるスポーツ障害が起こったと考えています。
よってこれからも健康のために走り続けることができるようカイロプラクティック施術を継続しながら、必要なことをお伝えする所存です。
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