ランニングすると足の付け根が痛む 千代田区
2024.08.16
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日常的に身体を動かしたいと思いランニングをはじめた30代女性の症例です。
筋肉痛も心地よく感じられ少しずつ走る距離も5キロ、10キロと順調に伸びシューズや着るものなどにも興味が沸いて楽しい毎日を送って半年程度たったケースです。
趣味でランニングをはじめ約半年、10キロのマラソン大会に出場できました。
楽しくなってきたので練習量を増やし、月間100kmを続けて2カ月たった頃、足の付け根の違和感を感じ、その後走る度に痛みがでてました。
しかしながら走った翌朝は歩いても痛くはないので、疲れ程度かなと思って練習を続けてました。
その後ハーフの大会があったのですが、非常に暑い状況で意地で完走したものの、足が付けないくらいの痛みになってしまいました。
近所のマッサージに数回通いましたが痛みが引かず、知人の紹介でカイロプラクティックの施術を受けてみることにしました。
<初診時の症状>
①ランニングの後足の付け根が痛む。
②歩く時に足の付け根が痛む。
③大会が終わって10日経つが痛みが引かない。
<施術後の経過>
初回の施術は初診時の症状から、足の付け根に関わる箇所での炎症が続いている疑いもかけ、確認しながら進めました。結果的には直接的なストレスを与えても痛みの再現が確認できなかったことから、恥骨炎や滑液包炎などの疑いは低いと考察し、安全を第一にカイロプラクティック施術を進めました。
2回目の施術前には、②の歩き動作で発生していた足の付け根の痛みがないとのことでしたので、方針通りカイロプラクティックの施術を行いました。
3回目は初回から2週間目でしたが、信号など渡る際の小走りも痛くないとのことでしたので、それ以降は全身を見ながらの施術でした。
5回目の施術後には50パーセント程度の条件付きで、10キロの大会に出場されましたが、痛み無く走れました。現在は100%で走れる取り組みを継続しています。
来院時の①~③の問題は結果的に怪我ではなく、足の付け根に関わる多方向からの強いストレスが要因と推測されました。よって股関節周りに関係する上、下、前、後、左、右のあらゆる方向との調和を一つ一つ図りました。しかしながら今回のような痛みが起った場合、まず炎症が起こっていることが想定されます。特に大会では無理を強いていることが多いと思われますので、早急に専門医での診断いただくことをおすすめします。
更に非常に暑い状況を意地で完走したような時は脱水症状がベースになり、筋肉にもかなりのダメージを与えていることが考えられます。このような環境での大会は注意が必要です。完走を目的とせず、走りながらご自身のコンデションをモニターし、無理がかかる前にコースアウトすることも大切です。
今回は変化のプロセスから特にハムストリングスが大きな影響を与えていたことがはっきりと確認できたので、施術でもランニングフォームの癖を修正する取り組みも行いました。
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