ボールが当たってムチウチ
2020.03.30
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ボールが頭に当たってしまいむちうち症のような状態になってしまった20代男性の患者さんのレポートです。
サッカーの練習中、後ろからボールが後頭部に直撃してしまいました。衝撃で最初のうちは軽く首を痛めた程度だと思っていたら、時間が経つにつれて徐々に首を動かすことができなくなってしまいました。今は首を動かそうとすると鋭い痛みを感じます。辛うじて左に動かすことはできても、それ以外の右・上・下には全く動かすことができません。
<初診時の症状>
①首を動かそうとすると首に鋭い痛みがでる。
②右に回す、下を向く、上を向く動作が首の痛みで全く出来ない。
<施術後の経過>
初回の検査の段階では、首の筋肉が硬直しているのがすぐにわかる状態でした。さらに首を動かそうとすると首の痛みのせいで少ししか動かせない状態でした。検査の中で、胸や背中の筋肉の緊張を抑えてあげると首の痛みが和らぐことがわかりました。そのため、初回の施術は首ではなく背中や肩甲骨、胸周りの筋肉を中心にアプローチを行っていきました。施術の後は首の痛みは残るものの、施術前に比べて首が動かしやすくなっていました。
首の筋肉にはまだ炎症が起こっているようでしたので、アイシングを自宅で行っていただきながら、1週間後にまた来院していただきました。
2回目の来院時には痛みもだいぶ落ち着いていましたが、首のはり感が残っていました。そのためまだ思うように首が動かせない状態でした。2回目の施術は、首の炎症も収まっていましたので、積極的に首の筋肉の緊張に対してアプローチしていきました。そのあと2回の施術を継続したあとは、首の痛みも治まり、何の問題もなく首を動かせるようになっていました。
<担当カイロプラクターのコメント>
今回の症状はむちうち症と似たような状態になっていました。むちうち症というと交通事故を真っ先に思い浮かべますが、今回のような状況でも同じように痛みによって首を動かすことができなくなります。
後ろからの強い衝撃により、右の首の前と後の筋肉が炎症を起こし、過剰に緊張していました。
初回の施術では首の筋肉に炎症があったため、それ以外の部分で首の痛みに関係する部分にアプローチを行いました。自宅でアイシングを行っていただくことで、炎症を早い段階で落ち着かせるように伝えました。
炎症が治まった後は、痛めてしまった首を支えている後頭下筋や胸鎖乳突筋などの筋肉の緊張に対してアプローチを行いました。
今回のケースのように急な衝撃によって痛みが出た場合には、筋肉などが傷つき炎症が起こっている場合があるため、アイシングを行っていただくとより早く回復が見込めますので、そういった場合には試してみてください。
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