【なぜ水泳肩になる?】泳ぐと肩が痛い(水泳肩・インピンジメント症候群)
2026.08.25
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水泳中に肩の痛み(通称:水泳肩)を訴えて来院される方が増えています。
そのような【水泳の時の肩の痛みの原因】を
なぜ?水泳中に肩が痛むのか
なぜ?肩を痛めてしまうのか
なにが痛くなっているのか
国際基準のカイロプラクティック施術者が解説したいと思います。
患者様からはよく「肩の腱板損傷ですか?」「四十肩・五十肩ですか?」とご質問いただきますが、
水泳特有のメカニズムと全身の運動連鎖が関係していることがほとんどです。
水泳肩はどのような症状?!
・クロールで手を水面から上げるときに肩の前側が痛む
・平泳ぎで水をかくとき、肩の奥にズキッとした痛みが走る
・キャッチ動作の時に痛む。
などのような症状に悩まされている方。
日常生活ではそれほど痛みが伴わなく
不思議がっている方も多いです。
水泳中の方の痛みとして
原因を一つにお伝えすることは難しいです。
痛みを出してしまっている部位はある程度
多くの方に共通される部分がありますが、
(多くの場合は、筋肉・健・滑液包になります。骨の異常はみられる事は少ないです。)
なぜ痛くなってしまったかの
根本原因は、かなり多くの方で異なります。
水泳肩になってしまう原因の背景として
水泳は関節への負担が少ない有酸素運動として人気ですが、
関節の負担は少なくても
関節を守るための、靭帯や筋肉、健へのダメージは多くなるのも水泳の特徴の一つです。
泳ぐ量が多くなってくると
肩関節の反復動作が多いため、フォームの乱れや柔軟性不足から肩を痛めるケースが少なくありません。
なぜ?水泳で肩が痛くなる原因とメカニズム
水泳中の方の痛みは
初心者から、競技として日々取り組んでいる方
さまざまな方に起こりえます。
泳ぐ量が多くなってくると
オーバーユースとして痛める可能性がありますし、
ゆっくり少し泳ぐだけでも
フォームが間違っていたりすると
これぐらい泳いだだけで?!と思っても
痛めてしまうことはあります。
1. 一番考えられるのは「肩関節のインピンジメント症候群(挟み込み)」
クロールのキャッチ(入水)から
リカバリー(手を後ろから前に戻す)の動作では、
肩関節を内側にひねりながら高く持ち上げる動き(内旋+屈曲/外転)が入ります。
この肩の動きの最中に力をいれることは
関節を支える筋肉や腱への負担がとても高い動作になります。
肩周りの筋肉や関節の動きが硬いと、
肩甲骨と上腕骨の間で腱板(回転筋腱頭)や
滑液包が物理的に挟み込まれ、
炎症や痛みを引き起こします。
2. 胸椎(背中)と肩甲骨の可動域低下
肩関節(肩甲上腕関節)は単体で動いているわけではありません。
腕を上げるときは、背骨(胸椎)が動き、
肩甲骨が連動して上方回転することでスムーズに腕が上がります。
なので、胸椎や肩甲骨の可動性が低下した状態だと
肩関節がより多くの可動域を負担することになり、
ダメージをうけてしまうことが多いです。
デスクワークなどで猫背になり、
胸椎や肩甲骨の動きがロックされていると、
本来分散されるべき負担がすべて「肩の関節」に集中してしまい、
過度のストレスがかかります。
3. 肩のインナーマッスルとアウターマッスルのバランス崩れ
広背筋や大胸筋といった「水をかくための大きな筋肉(アウターマッスル)」ばかりが過剰に働き、
肩関節を正しい位置に引き留める「インナーマッスル」が機能低下を起こしていると、
腕を動かした際に上腕骨頭が前方・上方へズレて炎症を生みます。
肩甲上腕リズムという、肩甲骨と上腕骨が
腕を動かす角度によって、それぞれがどれくらいの角度を動くかは
バランスが決まっていますが、
筋肉の過緊張やアンバランスがこのリズムを乱してしまい、
普段は負担の加わらない場所に負担が加わってしまいます。
水泳肩に似ている疾患や原因との違い(鑑別)
五十肩(肩関節周囲炎)との違い
五十肩は日常のあらゆる方向(髪を洗う、服を着替えるなど)で制限と痛みが出ますが、
また、炎症期では寝ていても痛むことなど、安静時の痛みもあります。
詳しく知りたい方はこちらから→痛みの原因事典【四十肩・五十肩】
水泳肩の初期段階では「泳ぐ特定のフォーム(特にリカバリーやキャッチの瞬間)」のみで
局所的な痛みが出ることが特徴です。
首(頚椎)由来の神経症状との違い
首のヘルニアや神経根症状の場合、肩だけでなく腕から手先にかけての「しびれ」や力が入らない感じを伴います。
腕の痺れを伴う痛みで心配の方は
一度こちらもご確認ください。
肩の局所的な痛みや特定の動作でのズキッとする痛みであれば、
肩関節周りのメカニズムが主原因と考えられます。
※このような症状が見られる場合には、
一度医療機関に行くことも重要です。
水泳肩の傾向と対策・まとめ
水泳肩も他のスポーツ障害と同様に
水泳をやっている時に肩が痛いから、【水泳肩】と診断されることは多いです。
しかしながら、実際に来院され、水泳をしているときに肩が痛い方は
それぞれが違う原因があります。
痛みを出してしまっている原因は
筋肉・健がほとんどですが、たまに滑液包や靭帯です。
痛み自体は炎症なので、アイシングや安静が有効ですが
その痛みをだしてしまって原因として、
肩関節の可動性の低下や
筋肉の過緊張や、エラーが起きて、正常な運動を邪魔していること
が非常におおくあり、
ここへの改善が、日頃のケアや再発防止に非常に役に立ちます。
当院での施術法・アプローチ
当院では、痛みが出ている肩だけにアプローチするのではなく、
全身の運動連鎖(キネティックチェーン)を整える施術を行います。
大まかな流れとしては、
痛みを出してしまっている原因になる箇所の特定
その部位へのアプローチ
その後に、肩関節や肩甲骨の動きなど
機能の改善、高めるアプローチを行って
再発防止、パフォーマンスアップをしていきます。
肩関節・肩甲骨の滑走性改善
インピンジメントを引き起こしている棘上筋、肩甲下筋、小円筋などのトリガーポイントを緩め、
筋膜リリースや滑液包への施術で滑走不全を改善します。
また、三角筋や上腕二頭筋のリズムが乱れて肩関節の負担が増えてしまっているとき、
水泳をやっていると上腕三頭筋や広背筋の筋肉量が増え
これらも状態が悪くなると肩関節のスムーズな動きを阻害してしまうことがあります。
胸椎・肋骨・背骨の関節矯正(アジャストメント)
背中全体のしなやかさを取り戻すため、
カイロプラクティックの手技を用いて胸椎や仙腸関節などの骨格バランスを矯正します。
カイロプラクティックのアジャストメントでは
歪みを治すだけが目的ではなく、
動きが悪くなってしまっているところの改善を目的にして、アプローチすることも多いです。
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ローテーターカフの機能改善とアプローチ
アンバランスになっている肩周りの筋肉の出力を整え、正しく肩甲骨が連動する状態を作ります。
※本記事は情報提供のみを目的としており、特定の診断や治療を保証するものではありません。症状がある場合は、自己判断せず必ず専門の医療機関や当院へご相談ください。
当院での改善事例(40代男性・マスターズスイマー)
<問診>
週2〜3回ジムで水泳を行っている。1ヶ月ほど前から、クロールのリカバリー(手を前に戻す動作)の際に右肩の前側に強い痛みが走るようになった。湿布を貼って様子を見たが改善せず、大好きな水泳を中断せざるを得ない状態。
<初診時の状態>
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右肩の外転・内旋時に肩関節前方にインピンジメント様症状(痛み)。
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デスクワークによる強い猫背傾向があり、胸椎の伸展(背中を反らす動作)と肩甲骨の上方回転が著しく制限されている。
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右の広背筋および大胸筋の高度な緊張。
<施術後の経過>
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1回目: 胸椎の関節矯正と、右広背筋・肩甲下筋への筋膜アプローチを実施。施術直後の肩の挙上動作で痛みが約40%軽減。
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2〜3回目: 肩甲骨の可動性を広げる施術と、自宅でできる「胸椎の伸展ストレッチ」および「肩甲骨の引き込み体操」を指導。泳ぎの再開(ゆっくりしたフォーム)を許可。
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4回目(約3週間後): 泳いでいる最中の右肩の痛みがほぼ消失。クロールのキャッチ動作もスムーズに行えるようになった。
<担当カイロプラクターのコメント>
今回の肩の痛みは、肩そのものの問題というよりも「背中(胸椎)と肩甲骨が固まっていたこと」で肩関節に過度な負担がかかっていたことが主因でした。ご本人も熱心にストレッチに取り組んで下さったため、早期の復帰につながりました。パフォーマンス維持とケガ予防のため、月1回の定期メンテナンスをご提案しています。
国際基準のカイロプラクティック・整体
カイロプラクティック 新御茶ノ水外来センター
【営業時間】
平日:10:00~21:00(最終受付20:20)
土日:9:00~18:00(最終受付17:40)
祝日:休日
【アクセス】
淡路町駅・新御茶ノ水駅・小川町駅 B5出口の目の前
神保町駅 A5出口 徒歩10分
JR 御茶ノ水駅 聖橋口 徒歩7分






















