歩行中つまずきやすい 千代田区
2025.05.09
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ぎっくり腰になってから、歩行中につまずきやすくなってしまった60代男性のレポートです。
4〜5年前から歩行中につまずくことが多くなりました。散歩が好きなのですが、最近つまずきそうになることが多いので注意してます。時々足首や膝も痛みます。
つまずくようになったきっかけとして思い当たるのが、以前ぎっくり腰の痛みが長引いてしまい、一年程患ったことがあり変な歩き方をしていた時期がありました。
それ以来、股関節や骨盤のバランスが悪いのが気になるのですが、それが原因ではないかと感じています。
<初回来院時の症状>
①歩いているつまずきやすい。
②足首の痛み。
③膝の痛み。
<施術後の経過>
初回の検査で確認したところ骨盤や股関節の動きが伴ってなく、更に周囲の筋肉のこりも強い状態でした。また歩行を確認したところ左右の股関節の動くリズムまで相違が確認できました。おそらくこの状況は足がつまずきやすくなるであろうと思われました。
さらに膝や足首まわりの動きを確認したところ、それぞれの関節の動きも伴っていませんでした。この状況での散歩は膝や足首を無理に動かしていたことが想定されますので、痛みを感じていたと考えられます。つまりつまずきにくくし快適に歩くためには、骨盤、股関節や膝関節・足首の関節の動きをよくすることが求められます。
初回の施術では、骨盤と股関節の周りの筋肉のこりをしっかりとほぐしました。痛みが出ている膝と足首周りは4~5年症状が出ていることを考慮し、股関節とのコンビネーションを確認しながら慎重にすすめました。施術後の歩様の確認では、リズミカルな状態にもどりつつあり、歩きやすくなったと仰っていただきました。
その後2週間ほど経ちましたが、再度つまずきやすくなるということでした。よって骨盤から股関節から膝関節や足首の関節の動きにかかわる施術を積極的にすすめました。結果的に5回の施術で、散歩のつまずきはかなり減少したということでした。
しかしながら膝と足首の痛みは出たり出なかったりとランダムな状態であることと、歩様のリズムについても合格点を出せていませんでしたので中期的にとらえていただき進行中です。
<担当カイロプラクターのコメント>
今回のつまずきはぎっくり腰の痛みを長期間かばって歩いたことに起因し、骨盤や股関節、膝、足首のバランスを崩したまま歩いていたことが疑われます。
このような状態では股関節の周りの筋肉が疲労して、足が思うように動きづらくなってしまうでしょう。
股関節が動きづらくなると膝関節や足首に負担がかかるため、つまずきやすくなることが想定されます。
施術では、股関節、膝関節、足関節を優先的にアプローチすることで、歩きやすさを実感いただきました。
<ストレッチの紹介>
今回のように足がつまずきやすくなった時に、股関節のストレッチが有効なことが多くあります。
今回はそんな股関節のストレッチの一例をご紹介したいと思います。
・梨状筋のストレッチ
①椅子に姿勢よく座り、ストレッチする側の足を反対側の膝の上にのせます。この時、膝と足首の位置ができるだけ水平になるようにします。手は膝と足首に置いてください。
②腰を丸めない様に意識しながら、上半身を前に倒していきます。この時、上半身の重さを腕で支えるようにしましょう。お尻の筋肉の伸びを感じたところで、20~30秒保持します。戻すときは腕の力を使ってゆっくり体を起こしましょう。
<最後に>
今回の股関節、膝関節、足関節のバランスが崩れ、足がつまずきやすくなってしまうケースは大なり小なりお見かけすることが多々あります。そのままにしておくと、階段でつまずいて転んでしまい足の骨折に発展してしまうこともあります。くれぐれも注意が必要です。
その他の股関節の痛みについてはこちらから ⇒股関節の痛み
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