側弯症による夕方の背中・腰の痛み…「仕方がない」と諦めていた50代女性が日常生活の楽さを取り戻すまで
2026.02.02
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【症例報告】側弯症による夕方の背中・腰の痛み…「仕方がない」と諦めていた50代女性が日常生活の楽さを取り戻すまで
「子どもの頃に側弯症と言われてから、背中の痛みとは一生付き合うものだと思っていた」 「夕方になると疲れがピークに達し、家事や外出がつらくてたまらない」
側弯症(そくわんしょう)と診断された方の中には、「背骨の形は変わらないから、痛みも治らない」と、長年一人で抱え込んでいる方が少なくありません。
今回は、50代になって背中と腰の痛みが強まり、夕方の外出も億劫になっていた患者さんの症例をご紹介します。側弯という個性を抱えながら、どうすれば「今より楽な毎日」を送れるようになるのか、そのプロセスを解説します。
1. 側弯症に伴うこのようなお悩みはありませんか?
〇子どもの頃に側弯症と診断され、左右のバランスの悪さを常に感じている
〇朝は大丈夫だが、夕方になると背中や腰にズーンとした重い痛みが出る
〇疲れが溜まると姿勢を保つのがつらく、一日の終わりになると活動が困難
〇「構造的な問題だから仕方がない」と言われ、相談先が見つからず我慢している
側弯症そのものを完全に元に戻すことは難しくても、それによって引き起こされる「筋肉の過緊張」や「関節の動き」を整えることで、生活の質は大きく変わる可能性があります。
2. 初診時の状態:夕方に蓄積する「重力」の負担
来院時、患者さまは「一日の疲れが夕方に一気に背中に出る」という状態でした。
身体に現れていたサイン
夕方の顕著な痛み:立ち上がりや外出が不安になるほどの、背中から腰にかけての強い痛み。
左右の筋肉のアンバランス:背骨の弯曲に伴い、常に引き伸ばされている側の筋肉と、縮み続けている側の筋肉で、著しい硬さの差が見られました。
関節の遊び(ゆとり)の低下:特定の関節に負担が集中し、背骨全体のしなやかさが失われていました。
3. 施術の経過:10回のケアで「夕方の不安」を解消へ
今回の目的は側弯を矯正することではなく、**「側弯があっても痛まない身体の状態」**を作ることです。
段階的なアプローチ
1ヶ月目(週1回ペース): 背骨と骨盤を支える筋肉の緊張を、左右のバランスを見ながら丁寧に緩和。5回目を過ぎた頃には、夕方の痛みが「以前の半分程度」まで軽減しました。
2ヶ月目〜: 合計10回ほどの施術を重ねることで、一日の疲れが翌朝に残りにくくなり、夕方の外出への恐怖心も解消されました。
現在: 月に1回程度のメンテナンスを継続。背中への負担を減らす「自宅ストレッチ」などを取り入れながら、良い状態を維持されています。
4. 担当カイロプラクターのコメント
側弯症がある場合、重力に対して背骨を支える筋肉の使われ方にどうしても「ムラ」が生じます。夕方に痛みが強くなるのは、一日中そのアンバランスな状態で支え続けた筋肉が、限界を迎えて悲鳴を上げているためと考えられます。
今回のケースのような「解剖学的側弯症」は、骨自体の形を変えることはできません。しかし、「骨の形」と「痛み」は必ずしもイコールではありません。
周りの筋肉を柔軟に保ち、関節一つひとつの動きを引き出すことで、側弯があっても負担を分散できるバランス作りを目指します。
「側弯症だから仕方がない」と諦める前に、まずは身体の連動性を整えてみませんか?神田・大手町エリアで長年の背中の痛みにお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。共に少しでも楽に過ごせる可能性を探していきましょう。
【側弯症の方への日常アドバイス】
〇「こまめなリセット」を:同じ姿勢が続く前に、1分でも良いので姿勢を変え、特定の筋肉への集中負荷を逃がしてあげましょう。
〇「自分に合った」ストレッチ:左右で筋肉の状態が異なるため、無理な左右均等ストレッチよりも、専門家の指導のもとで「伸ばすべき場所」を見極めることが大切です。
※本記事は情報提供のみを目的としており、特定の診断や治療を保証するものではありません。症状がある場合は、自己判断せず必ず専門の医療機関や当院へご相談ください。
執筆者プロフィール:
報告 渡邉 泰治
カイロプラクティック理学士(B.C.Sc)/応用理学士(B.App.Sc)
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