下を向いたら急に首が痛くなった
2020.08.01
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首を痛めてしまい、ほとんど動かせなくなってしまった20代男性の患者さんのレポートです。
炎症を起こしてしまった部位が回復していく一例です。
昨日の夜に帰宅してからシャワーを浴び髪を洗おうと下を向いた時に急に首が痛くなりました。夜も眠れないほど痛みました。朝起きたら、首をどの方向に動かしても痛みがあります。もともと首の痛みなどはなく、このようなことは初めてです。毎週末ハンドボールをやっているので、早く復帰できるようにして欲しいです。
<初診時の症状>
①首をどの方向に動かしても痛い。
②じっとしているのがやっと。
<施術後の経過>
初回の検査では痛みでほとんど首が動かせない状態でした。これは首の筋肉を痛めた時に炎症が起こったためだと考えられました。そのため初回の施術では炎症している首の筋肉をアイシングしながら、それ以外の背中や肩回りに筋肉にアプローチしていきました。施術の後は痛みはあるものの来院時よりは首が動かせるようになっていました。そしてその夜は患者さん自身にもアイシングを行ってもらい、炎症が早く収まるようにしてもらいました。
翌日も来院していただき、アイシングによって炎症の範囲が小さくなったため、前回アプローチできなかった首の一部にアプローチしました。施術の後には首を回したり、後に倒せるようになっていました。
その後の二回の施術で首の痛みはほどんどなくなり、ハンドボールも問題なくプレーできるようになりました。
現在は再発防止と健康管理のために、月に一回通っていただいています。
<担当カイロプラクターからのコメント>
首から背中にかけて筋肉が強く張っていたために、シャワーを浴びていて急に首を動かした時に筋肉を痛めてしまったのだと思われます。自覚症状がなく自分では気づかなくても、疲労が蓄積し筋肉が強く張っていることはよくあります。そのような状態だと、急な動きや重い負荷に耐えられなくなるので注意が必要です。急性期には関節と筋肉のバランスを整えながら安静にしてもらい、炎症が治まると同時に積極的に動かしていくことが必要です。急に始まった痛みは最初の対処がどれだけ適切にできるかで、その後の回復度合いとスピードが変わってきます。過度な安静と固定はかえって回復期間を長くしてしまうので、適切な対処が必要です。
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