手首の痛み
手と手関節は上肢でもっとも活動的で、しかも複雑な部位です。このために受傷しやすく、重症な場合は治りにくい場合もあります。手の可動性は、肩の広範な可動域と肘の補足的運動によっていっそう増強されます。
手首を構成する骨は、前腕の骨(とう骨、尺骨)と、手根骨という豆状の小さな骨があります。手根骨は全部で8個あり、それぞれが関節を作ることにより様々な動きを可能にしています。
手、手首を動かす筋肉の多くは肘付近に付着しています。
そのため手・手首に障害がある場合、手・手首を単独に捉えず、肘・肩までも1つの機能的グループとして考える必要があります。当院では局所・全体の両面から体を診て施術をしていきます。
腱鞘炎
手首を動かす筋肉は手首付近では「腱」になっています。
筋肉を酷使するとこの腱が摩擦し、炎症を起こしやすくなります。
炎症を起こし痛みが出現したものを腱鞘炎と呼びます。
これは手首を酷使する仕事の方、主婦、育児中の女性などに起こりやすいです。
骨折
手首の骨は、転倒時に手をついたりした時に骨折することがあります。
ヒビが入っていてもレントゲンに写らないことがあり分かりにくい場合もあります。
スポーツ障害
ゴルフやテニスなど手首を使う筋肉で、手首を酷使した結果痛みを起こします。