胸の痛み
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胸の痛み
胸の痛みは、さまざまな原因により起こり、中には命に関係する病気も含まれています。そのため激しい痛みが起きたら、ただちに病院へ行かなくてはなりませんが、一方、病気以外のものが原因で出現する胸痛も多くあるのも事実です。胸痛は怖いという不安感から必要以上に心配してしまうものです。まず胸痛が起きたら、発症の時期、部位、程度、持続時間、随伴症状などの特徴をよく観察・整理し、何が原因で起きている胸痛なのか、ある程度判断することが大切になります。
胸痛から考えられる主な病気
<緊急を要する病気>
・狭心症:胸が締め付けられるような痛みが突然起こる。持続時間は15分以内。上腹部・背部痛
・急性心筋梗塞:狭心症より激しい胸痛が30分以上続く。呼吸困難、意識障害
<早めに受診が必要な病気>
・心房細動:突然の動悸、胸のもやもや感、胸痛、めまい
・気胸:突然の胸痛、乾いた咳、呼吸困難
・肺がん:咳、体重減少、呼吸困難、胸痛、血痰、骨の痛み
・帯状疱疹:胸・背中・顔などに帯状の発疹、その部位のピリピリした痛み
※乳がんは基本痛みがありません。痛みを伴わない腫瘍が約9割と言われています。
上記は胸痛の出る病気の一部に過ぎませんが、どのような症状が出るか知っておくことが大切です。
病気以外の胸痛
病気以外では、胸の筋肉の問題と肋骨骨折が主な原因になります。日常のなかでは病気による痛みよりも筋・骨による痛みが大半を占めていると思われます。典型的な症状としては、身体を捻ると痛い、胸を開くと痛い、深呼吸すると痛いなどの動作時に痛みが出現します。
胸の筋肉を傷める原因は様々あり、久しぶりの過度なスポーツ、大掃除、日曜大工など、普段やらない事をするとよく痛めてしまいます。また、長時間のデスクワークなど不良姿勢を持続的にとっている人は、胸の筋肉が過度に緊張して痛みを発することもあります。
肋骨は骨折のしやすい骨であり、ゴルフでの無理なスイング、スポーツでの接触、転倒、持続した激しい咳、などが骨折のきっかけになります。骨粗鬆症の方は簡単に骨折してしまうので特に注意が必要です。
新御茶ノ水外来センターでは
私たちは医師ではないので、病気を治すことは出来ません。病気による胸痛は稀ではありますが、胸痛が何によるものなのかを正確に判断することが大切です。問診や検査などを行った結果、病気や骨折が考えられる場合は、病院を紹介させていただきます。また、胸に痛みがあるが、病院で検査しても異常がない時などは、筋肉による痛みの可能性が高いです。
筋肉が痛みの原因である場合は、当院での施術対応が可能です。また、大半は筋肉による痛みが多いので、まずはお越し頂ければご協力できると思います。