上を向くと肩が痛み手が痺れる
2019.12.04
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ある日、左肩に激痛を感じるようになり、その後手の痺れを感じるようになってしまった58歳男性の患者さんのレポートです。
トリガーポイントという特殊な筋肉のコリによって肩の痛みと手の痺れが出てしまったようです。
2週間前から上を向くと左肩に激痛が走るようになりました。さらにその4~5日後に左の肘から手にかけて痺れるようになりました。肩に湿布を張っても楽になりません。肩の痛みは変わりませんが、左腕を上げているほうが手の痺れが楽な感じがします。肩こりは疲れた時に感じる程度で、今回のような激痛は初めてです。
<初診時の症状>
②それに伴い左肘から手にかけて痺れる。
③肩こりは疲れた時に感じる程度。
<施術後の経過>
初回の検査では上を向くといっても首がほとんど動かず、他の動きも同様で、さらに左肩に激痛を感じる状態でした。肘から手の痺れは常に何となく痺れている状態で、肩の激痛を誘発するとさらに痺れも強くなる状態でした。
初回の施術の後は、肩の痛みは残るものの首の可動域が広がり、少し楽に動かせるようになっていました。肘から手の痺れも、施術前に比べると楽になったように感じだということでした。
2回目の施術の後には肩の激痛がだいぶ楽になり、筋肉のはりが残る感じになりました。痺れは手の痺れが残るだけでそれ以外の部分は楽になりました。
それから数回の施術の後に、肩の痛みも肘から手の痺れも感じなくなりました。
<担当カイロプラクターのコメント>
今回の肩の激痛と肘から手の痺れは、おそらく寝違えをきっかけにして起こったものと考えられます。
寝違えによって肩の筋肉を傷めてしまい、そのせいで首を動かすと肩に激痛が走る状態になっていました。
肘から手の痺れは、トリガーポイントという筋肉の特殊なコリによって引き起こされていたと考えられます。肩の筋肉を傷めたことでそこにトリガーポイントができ、痺れを誘発していたと考えられます。
痛みが激しいときには、トリガーポイントに直接アプローチすると症状が悪化することが多いため、初回の施術では首や背中などを中心に施術を行いました。
痛みが落ち着いてからトリガーポイントへのアプローチを行い、肩の痛みと肘から手の痺れがなくなっていったと考えられます。
普段肩こりを感じない人でも、疲労がたまり筋肉がかたくなっていると今回のような状態になることがありますので、日ごろからのストレッチなどを気を付けて頂くことをお勧めしています。
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