首を動かすと後頭部が痛い
2020.12.07
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仕事柄同じ姿勢を取ることが多い方が後頭部の痛みに悩まされている40代男性のレポートです。
同じ姿勢を続けることで筋肉が固まって症状が出てしまった一例です。
1週間ほど前から後頭部に痛みを感じます。左右両方ともで、首を動かすとピキピキとした感じで痛みます。歯医者をしているため、一日中あまり動かず下を向いている事が多いです。このように同じ姿勢を続けていると、同じ部位が重くなってきます。もともと肩こりは慢性的にありますが、仕事が忙しくなるとこういった後頭部の痛みに悩まされることが多くなります。
<初診時の症状>
①首を動かすと後頭部がピキピキ痛む。
②頭を下にもたげるような姿勢を続けると、後頭部が重くなる。
③肩こり。
<施術後の経過>
初回の検査では、仕事柄下を向いている事が多いため、背中が丸くなり猫背の姿勢が強く出ていました。そのため背中や肩の筋肉がかたくなり、そこから首の筋肉も硬くなって後頭部の痛みに繋がっていると考えられました。そのため施術もこの姿勢による背中や肩の筋肉のはりからアプローチしていくことにしました。
初回の施術では首の筋肉の硬さを中心に、腰から背中の筋肉のはりに対してアプローチを行いました。施術の後は後頭部の痛みもスッキリとして頭が軽くなったということでした。2回目に来院された時も調子の良さが続いていましたが、仕事で同じ姿勢をしていると後頭部に重さを感じるということでした。
そのため自宅や職場で出来るストレッチを伝えて、疲れた時などこまめにストレッチを行っていただくようにしました。
4回目の施術の時には後頭部の痛みを感じなくなり、仕事中も後頭部の重みもストレッチを行えば楽になるようになりました。
現在は症状がまた再発しないように月に一回のメンテナンスに来院していただいています。
<担当カイロプラクターのコメント>
この患者さんは、お仕事柄頭をもたげるような姿勢を長時間とっていました。そのため首だけでなく背中や腰の筋肉もはりが出ていたため、後頭部の痛みをより悪化させていたと考えられます。マッサージで首や肩の筋肉をほぐしてもすぐに症状が戻ってしまう方は、こういった他の場所からの影響も強く受けている場合があります。
症状がある部分が一番悪くて、そこを治せばいいという考えよりは、体全体を見て症状が出ている原因をみつける必要があると考えますので、しつこい症状でお悩みの方は一度ご相談ください。
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