花粉症腰痛?またぎっくり腰。千代田区
2025.03.28
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以前よりたびたびぎっくり腰を繰り返していた40代女性のケースです。
先週から花粉症と思われる目や鼻の違和感がでていましたが、3日前くらいからくしゃみが止まらなくなりました。注意していたのですが、今朝の準備中に突然のくしゃみで腰を痛めてしまいました。
ちょうど期末で忙しく治療院に行けなかったのですが、ぎっくり腰は何度も経験していたこともあったので冷静に対処することにしました。動くと痛いですが良くなることも知っているので、まずは骨盤ベルトでの固定やアイシングやシップをやってみました。その後5日ほど経ち施術を受けることができました。
<初診時の症状>
①急な動作が困難で、特に立ち上がる時が一番痛い。
②身体を固めていれば前にかがむことが出来るが、固めずかがむと痛む。
③靴下が履けない。
<施術後の経過>
痛めてから5日間経っていたこともあり、炎症期は過ぎていると考えられますが念のため都度都度チェックをしながら施術を進めました。
初回の施術では➁の状況に変化がでました。身体を固めずとも前かがみが50%くらいできるようになったので、③に挑戦ができました。痛さで左右差はあるものの、椅子の上で靴下を履くことができるようになりました。
その後2回の施術で➁、③は完全にクリアとなりましたが、何故か➀の変化が乏しいままでした。よってぎっくり腰の基本的な見方から『ぎっくり背中』の切り口での検証を取り入れました。
その後3回の施術を通して➀の症状は変化をとげましたが、施術中にくしゃみをする場面が何度かあったのですが、その時に背中から腰に響く不安が残るとのことでメンテナンスを少し続けることになりました。
今回のようなケースは1年を通してある症例ですが、春に多い印象があります。今年も花粉症で困っておられる方々は多いです。花粉症と言えばくしゃみです。更に花粉症でくしゃみが出てぎっくり腰になるということは誰しもがあてはまりそうです。でも現実はくしゃみや咳で腰痛になるケースとならないケースがあります。
なぜでしょうか?一般的にぎっくり腰にならないケースはジムなどでトレーニングをしている腰が強い人、なるケースは何もしていないから腰が弱い人とくくられることが多いと思います。しかし現実はトレーニングを日々積んでいる方でもぎっくり腰はあります。
さて色々な考察ができますが、今回のケースは前提に『身体の疲労』があったことを疑いました。
くしゃみや咳は一瞬で大きな力を発揮します。それは声だったり、胸の動きだったり様々です。
身体がバテバテで疲労している時に一瞬で大きな力が発揮されると、上手く分散ができず身体の中で受け止めて痛めてしまったような経験をされた方もいらっしゃるでしょう。(おそらく腹圧の低下が疑われます。)
一方でくしゃみや咳が上手にできる方は、体内で発生した一瞬の大きな力を上手に分散できている方だと想定されます。逆に腹圧の低下があるような身体の疲労倦怠感がある時は、うまく分散できてないことが予想されますので、忙しい時ほど少しでもヨガやピラティスを取り入れることは有効かと存じます。
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