立ち上がる時のお尻の痛み
2021.10.29
カテゴリー:
お尻の違和感から痛みへと症状が悪化してしまった40代女性の患者様です。
骨盤の不安定性が痛みの原因になってしまった一例です。
2週間ぐらい前から左のお尻に違和感はありました。ところが一昨日その違和感が突然ズキッとした痛みになり、日常生活も辛くなってきました。今日は少し落ち着いているのですが、柔らかい椅子に座ったり、立ち上がった時に筋肉痛のような痛みがあります。10年前に腰椎ヘルニア(4番と5番の間)と診断されたので、今回もそれに関係しているのではないかと心配しています。足にしびれが出ているわけではないのですが、このままにしておいてお尻の痛みがひどくなり、歩けなくなっても困るので早めによくしたいと思いカイロプラクティックを探して来院しました。
<初診時の症状>
①一昨日から左お尻にズキッとした激しい痛みが出ている。
②寝返りなど、姿勢を変えるとお尻の痛みで起きてしまう。横向きで寝れない。
③ロキソニンも試したが、今回はあまり効かない。
④10年前に腰椎ヘルニアと診断された。
<施術後の経過>
カイロプラクティックの検査では、この方の左の骨盤の関節である、仙腸関節が緩くなっている状態でした。これはどういう状態かというと、普段あまり動かない関節が動きすぎている状態になっているため、不安定な状態になっているということです。こうなると、周りの筋肉が安定させようと必要以上に緊張するため、疲労によって激しい痛みになってしまうことがあります。この方の場合もそうでしたので、動きすぎている関節は固定するほうがいいので、日常生活でベルトをしていただくようにして、逆に動かなくなっている右の仙腸関節を動くように施術を行い、左右のバランスをとるように施術を行いました。一度緩くなってしまった関節は、すぐには安定しないため、お尻の痛みもすぐに変わることはありませんでしたが、8回の施術が終わるころには、お尻の痛みを感じることなく生活を行えるようになっていました。
<担当カイロプラクターのコメント>
緩くなった関節を元通りにするには、少々期間が必要となります。その関節の周りにある靭帯や筋肉などの組織が、関節を安定させようと働くために、過剰に緊張する場合も少なくありません。この患者さんの場合も、お尻にある梨状筋という筋肉が硬くなってしまっており、筋肉自体からも痛みや違和感を発していたと考えられます。日常生活でも、ちょっとした段差を踏み外したりすると、今回のケースのように仙腸関節に問題が出ることもあります。少しでもおかしいなと思ったら、我慢せずに一度お越しください。
お尻の違和感 お尻の痛み カイロプラクティック 整体 御茶ノ水 神田 淡路町