ケトルベルでトレーニング中、首を痛めてしまった。千代田区
2023.10.27
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ケトルベルを使ったトレーニング中に違和感を感じ、直後から首の痛みがでた症例です。
毎週末、欠かさずにトレーニングを続けています。今まで色々なメニューをチャレンジしてきましたがパーソナルトレーナーの勧めもあり、今回初めてケトルベルを使いました。重さも軽い物からスタートし、いくつかの挙げ方に挑戦したところ筋肉が適度に張る感じや心地よい筋肉痛があったので、少し続けることにしました。
翌週の2回目は中でもデットリフトやベントオーバーローという種目が個人的に『やってる感』もあり、パーソナルトレーナーから、集中するあまりフォームが崩れるアドレスを受けましたが、この日も心地よい筋肉痛になりました。
3回目はトレーナーがいなくフリーの日でしたが、フォームの安定ともっと追い込みたくて重量を上げました。途中まではかなりの『やってる感』を実感してましたが、次第にそれまでに無かった首回りが硬直するような感じになり、首回りに違和感もでてきたので終了しました。その後、トレーニングを終え、シャワーを浴びている時に重さ感が出てきて、首が痛くて回せなくなった状態が続いてます。
このままずっと首が動かなくなってしまうという不安感があり、来院しました。
<初診時の症状>
➀ 首が上下左右動かない。
➁ 睡眠時に寝返りができない。
③ 起床時に頭が安定するまで時間がかかる。
<施術後の経過>
今回の第一目標は動作に伴う痛みの軽減と、その可動域の回復でした。
動作に伴う痛みの軽減は、トレーニングに関係したと推測する筋肉群のリリースと、関わる関節の動きの回復です。中でも首回りの一部の筋肉は熱感を疑わせる状況でしたので、すぐにアイシングを試みました。よってご自宅でもアイシングが必要になるエリアへのシップをはじめとするケアをお願いしました。いわゆる『怪我』を疑わせる状態でしたので、痛みが減るどころか増すようなら専門医の受診をお伝えしました。
3日後に痛みが減っているとの連絡をいただきましたので、2回目の施術を行いました。首の左右の動きは少し回復していますが、上下はダメでしたので、まずは左右についてどんどん可動性をあげて、ゆとりが確認できたところから上下に着手しました。現状は一部の筋肉の熱感が疑われましたので、引き続きアイシングなどのケアを重ねてお願いいたしました。
3回目は左右の回転の痛みや寝返りの痛み及び 起床時における頭の不安定性は無くなっており、少し残っている上下の動きに対して関わる筋肉や関節をアプローチしました。患部の熱感を疑わせるような状況はなかったので深部までしっかりと変化を促しました。
約10日間ほどはトレーニングのお休みいただきましたが、トレーニングの再開時には痛みもなく、トレーニングを終え、直後に4回目の施術を行い患部周囲の大きな問題は確認できませんでした。
しかしながらケトルベルは怖いとのことでしたので、特にデットリフトやベントオーバーローのフォームにおける首周囲のストレスをチェックさせていただきました。結果的には重量がかかった時に首を固めすぎるようなくせや目線が定まらないことなどの確認できたのでトレーニングのテーマに提案させていただきました。
<担当カイロプラクターのコメント>
今回は、トレーニングにおけるいわゆる『筋肉の怪我』の患者様でした。
年間を通してお見受けするケースです。特別な特徴があるわけではありませんが、パフォーマンスが上がりやすくなる時に発生しやすい印象があります。例えば暑い季節から涼しくなった時やお気持ちの面で前向きな取り組みができている時、などオーバーパフォーマンスによることが直接的な原因と思われます。今回のケースも同様に負荷を上げたことや反復動作が考えられます。ご自身でやってもパーソナルトレーナーさんと取り組んでいても計画性と効果測定を踏まえ、特に負荷をかけるメニューは怪我のないように進めていくことが大切です。
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