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山登りで膝が痛むが紅葉シーズンなので行きたい。千代田区

2026.01.20

カテゴリー:

― 下山後の不安を抱えながら登り続けていた40代女性の症例 ―

 

こんな方に読んでいただきたい症例です

〇登りが好きで、下山後に膝やすねの痛みが気になる方

〇「まだ歩けるから」と我慢しながら、登山を続けている方

〇紅葉シーズンを痛みの不安なく楽しみたいと考えている方

今回ご紹介するのは、山登りが大好きな40代女性の症例です。

「まだ登れるし、日常生活は問題ないから…と、しばらく様子を見ながら登山を続けていました。」

数年前にお友達に誘われて登山に出かけたことをきっかけに、山登りの楽しさにすっかりハマったそうです。

高尾山や筑波山など、日帰りで楽しめる山からスタートし、季節の良い時期には毎週のように山へ出かける生活を続けてこられました。登り始めた当初は、下半身や背中に筋肉痛が出ることはあったものの、数日で自然に回復しており、特に大きな不安を感じることはなかったとのことです。

 

富士山登山をきっかけに続く膝の違和感

 

状況が変わったのは、昨年夏に初めて挑戦した富士山登山でした。



五合目・吉田口から無理のないスケジュールを組み、八合目の山小屋で仮眠をとりながら、無事にご来光も体験。高山病の症状もなく、順調な登山だったそうです。

しかし、下山時に状況が一変します。吉田口の下山道は、八合目付近から七合目にかけて斜面に対してジグザグに下るルートが続きます。同じ動きを何度も繰り返すうえ、景色の変化が少なく、霧に包まれることもあり、精神的にも単調さを感じやすい区間です。

次第に下半身のきつさを感じ始め、徐々に膝に違和感が出てきました。

違和感は次第に強くなり、膝周りからすねにかけて感覚が乏しくなり、「足が棒のように感じる」状態に変わっていったそうです。

七合目から六合目にかけて斜度はやや緩やかになりますが、その頃には違和感が明確な痛みに変わっていました。同行していた知人の励ましもあり、なんとか五合目まで下山。帰路で立ち寄った日帰り温泉では、すでに全身が強い筋肉痛に包まれていたとのことでした。

 

 

1年経っても残る膝の痛み

これまでの経験では、全身の筋肉痛は3日ほどで自然に消えていました。しかし今回は、肩やすね、そして膝の痛みが残り続けました。

特に膝は、歩くと外側や裏側に痛みをじ、両膝とも違和感があるものの、左側のほうが強い状態でした。

その後も日帰りの山歩きは続けていましたが、膝とすねの痛みは完全には消えず、富士山登山から約1年が経過した現在でも、調子が悪いときには足を引きずるように歩くこともあったそうです。

紅葉シーズンを迎え、登山の予定が立て込む中、「途中で計画を断念せず、安心して山を楽しみたい」という思いから、当院へ来院されました。

 

<初診時の症状>

〇山登り中や下山後に、膝やすねに痛みを感じることがある

〇下山後、小走りになると膝に痛みが出る

〇屈伸動作の際、とくにすね周囲に違和感がある

〇下山後しばらくすると不安を感じない時もあるが、完全に治った感覚はない

 

<施術後の経過>

初診当日は明確な痛みがなく、「普段の痛みをどう伝えればよいか分からない」と不安を感じていらっしゃいました。そこで、いくつかの動作テストや身体の使い方を確認しながら身体の状態をチェックしていきました。

すると、特定の動作や姿勢で可動域の低下、力の入りにくさ、不安感などが再現され、膝の痛みに関係すると考えられるポイントがいくつも見つかりました。身体は無意識のうちに問題のある部分をかばうことができますが、あえてかばえない状況を作ることで、普段感じている痛みに近い状態が再現されました。

 

初回の施術では、膝そのものだけでなく、股関節や骨盤、下半身の筋肉を中心にリリースを行いました。また、下半身の負担を上半身や骨盤がかばっている可能性も考え、全身のバランスを確認しながら施術を進めました。

施術後には、屈伸時のすねや膝の不安感が軽減したとのことでした。1週間後に登山を控えていたため、ご自宅でできるストレッチや慢性的に残っている筋肉疲労への対応方法、登山当日に使用するテーピングについてもお伝えしました。

2回目の来院は登山から3日後でした。今回は比較的負荷の軽いコースだったこともあり、痛みは「なんとなく違和感がある程度」とのことでした。前回と同様の方針で施術を行いました。その後、1週間から10日間の間隔で登山が続いたため、下山後数日以内に計5回の施術を行いました。山小屋泊を含むややハードな工程や、アップダウンを繰り返す20km程度のコースもありましたが、都度ケアを行いながら、当初の計画通り登山を達成されました。

膝の問題については、富士山登山をきっかけに続いていた状態は、ほぼ落ち着いてきたと考えられます。ただし、歩き方の癖や重いザックを背負った際の姿勢変化によっては、再び膝に負担がかかる可能性があることも確認できました。その点をご理解いただき、今後はこまめなストレッチやセルフケアを取り入れながら対応していくことになりました。

 

当院の考え方

当院では、「痛いところだけを見る」施術は行っていません。

その症状が出るまでの生活背景や、身体がどのように使われてきたのかを大切にしながら、「なぜこの症状が出たのか」「これからどう付き合っていくとよいのか」を共有しつつ、施術を進めることを重視しています。

 

 

 

<担当カイロプラクターのコメント>

今回の膝の痛みは、1年前の富士山登山、特に下山時の負担が大きく影響していたと考えられました。富士山吉田口の下山コースはやや特徴的で8合目から規則的に折り返す道が砂利道で足元が不安定です。実際に下ってみると足首・すね・膝・股関節・骨盤・上半身まで、全身でブレーキをかけながら前に進み続ける動作が繰り返されます。この状態は、決着のつかない力比べを長時間続けているようなもので、身体のどこに負担が集中するかは人それぞれ異なります。

膝の痛みに関しては、太ももの前後や内外側の筋肉、足首の動きも大きく関係します。外側に位置する筋肉や靭帯に負担が集中すると、腸脛靭帯炎と呼ばれる状態につながる可能性もあり、クッションの役割を持つ組織に炎症が起こることで痛みを感じることもあります。

そのため、登山中の休憩前後でのストレッチや、下山後のアイシングなど、全身のケアがとても重要になります。

 

当院では、まず今のお身体の状態を丁寧に確認し、「何が負担になっているのか」「何から整えるべきか」を一緒に整理していきます。

無理に通院をおすすめすることはありませんので、山登りや日常生活で膝の不安を感じている方は、お気軽にご相談ください。

 

こんな状態に心当たりはありませんか?

〇 山登りはできているが、下山後に膝やすねが気になる

〇休めば良くなると思っていたが、同じ違和感を繰り返している

〇 痛み止めや湿布でごまかしながら登っている

〇 紅葉シーズンや予定があり、途中で断念したくない

〇 「この程度で相談していいのか」と迷っている

 

ひとつでも当てはまる方は、今のお身体の状態を一度確認しておくことで、不安なく山登りを続けられる可能性があります。

 

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