頸椎原性頭痛
頸椎(背骨の首の部分)の関節の問題によって起こる頭痛です。
頸椎の周りには、頭部を支配する重要な神経がたくさんあります。頸椎の正常な働きが障害されることでそのような神経が影響を受け、頭痛を引き起こしてしまいます。
頸椎原性頭痛の症状・特徴
・圧迫されるような痛みで、広範囲に起こる。
・首や前頭部、側頭部、後頭部、目の奥などが痛む。
・首の動きに伴って頭痛が起こる。または同じ姿勢の保持で痛みが出る。
・事故などの外傷がきっかけで発症することがある。
・吐き気やめまい、立ちくらみなどの症状を伴うことがある。
頸椎原性頭痛の原因
首の関節、特に上部頸椎の機能異常(ズレや、事故による不安定性など)によって周りの神経が影響され、顔や頭の感覚を司る三叉神経をはじめとした神経の支配領域に痛みを出します。また、機能異常がきっかけで関節周囲の筋肉が過緊張を起こし、それが原因で発症することもあります。