変形性頸椎症
目次
変形性頸椎症とは?
変形性頸椎症は中高齢者によく見られる症状の一つです。
頸椎は重たい頭を支えているために、とても負担のかかる場所です。その重さによる負担を緩和させているのが、クッションの役割をしている椎間板です。
しかし、椎間板は年齢と共に水分保持能力が低下し、支持性が低下します。その結果、頸椎の骨や関節の負担が増加し、骨や関節の変形が始まります。
変形が進行すると「骨棘(こつきょく)」という骨のトゲが出来ます。この骨棘が神経に当たってしまうと、腕や手に痺れを起こすことがあります。
変形性頸椎症の症状
・首の痛み
・肩こり
・腕や手の痺れ
・首を後ろに反らすと症状が悪化する。
・長時間の同一姿勢や作業後に悪化する。
変形性頸椎症の原因
変形性頸椎症は基本的には加齢症状であり、歳をとれば誰でもなります。
しかし個人差が大分ある症状でもありますので、頸椎の負担を減らすことにより、変形の進行を減らすことが可能です。それには、頸椎の彎曲が関わっていると考えられています。
正常では、頸椎は前側にカーブを描いています(これを前彎といいます)。
このカーブにより頭の重みを分散しているのですが、首がまっすぐになったり(ストレートネック)、逆に首が後彎してしまうことで負担が増加し、変形性頸椎症の原因となってしまいます。
新御茶ノ水外来センターでは
カイロプラクティック治療ではもちろん頸椎の変形を元に戻すことは出来ません。けれども、痛みや痺れなどの症状を改善することは可能だと考えています。
施術では頸椎の負担を取り除くことが重要になってきます。
そのために、以下を目的に施術を行います。
・頸椎の関節の動きをスムーズにする。
・首周りの筋肉を緩め、頸椎への負担を軽減する。
・頸椎の前彎を正常に戻すようにする。
頸椎の前彎が減少している多くの人は、姿勢が悪化している(いわゆる猫背)ことが多いです。
そのため前彎を取り戻すには、姿勢の改善が欠かせなく胸椎・腰椎・骨盤など全体の施術が必要となります。