足首の捻挫
足首の捻挫はスポーツだけでなく日常生活でも頻繁にみられる怪我です。足を捻ってしまうことで、足の骨に付着する靱帯や、下腿の筋肉の腱の部分が損傷し炎症が起きている状態です。
一口に捻挫といっても軽度から重度のものまで様々です。
軽度の捻挫は、靱帯や筋肉でも腱の部分の軽い損傷で済み、1〜2週間で治癒するものもあります。
重度の捻挫は、靱帯断裂や筋肉の腱部のひどい損傷が起こってしまい、治癒に何ヶ月もかかります。
目次
原因
・スポーツのプレー中に足首を捻った
・歩いていて段差につまずいて捻った
・階段で足を踏み間違えて捻った
・すれ違う人とぶつかって着地時に捻った など様々です
捻挫してしまったら
・まず、アイシングと圧迫固定、安静が第一です。できれば、寝た状態で足を心臓より高い位置にあげるとよいです。
(この処置は専門用語で「RICE」といわれ、Rest安静、Iceアイシング、Compression圧迫、Elevation挙上の略。)
・アイシングは湿布ではなく、氷嚢や保冷剤で行い、15〜20分冷却、5〜10分休憩を2〜3セット行うと効果的です。
捻挫の後の二次障害に注意
捻挫をすると、かばって歩くようになり、足首の動きに関わるふくらはぎやすねの筋肉、更に膝や股関節にも悪影響を与えます。これらの悪い状態が蔓延すると、足首の治癒途中に膝や股関節の痛みが発症するケースも少なくはないので、故障部位以外の状態にも注意を配る必要があります。