1週間前から突然背中の激痛。ぎっくり背中では? 千代田区
2024.03.08
カテゴリー:
今回は朝の準備中に突然の背中の激痛を引き起こした40代女性の症例です。
ここのところ少し睡眠が足りていないこともあったのですが、その日も少し朝寝坊をし、慌てて朝の支度を済ませて家族を送り出しました。日頃はあまり感じない背中の詰まった感覚があったのですが、痛むわけでもないので自分の支度にとりかかりました。出かける間際ジャケットを着るために腕を後ろ側に伸ばした時に突然の背中の激痛に襲われました。あまりの激痛により冷や汗が出るほどで、座り込んでしまいました。立ち上がろうとすると背中の激痛になりそうでしたのでしばらく楽な姿勢を維持してみました。
偶然、夫が忘れ物を取りに戻ってきてくれたので助けてもらいました。
夫は何度かぎっくり腰の経験があるようで、アイシングをやってみようということで安全な体勢で背中の患部に水でしぼったタオルをあてがってもらったら、驚くほど気持ちがよく少しほっとできました。慣れてきたところで姿勢を変え、うつ伏せになれました。さらに保冷剤も使って患部を冷やすと気持ちよさが続き、少しずつ肩甲骨周りが動かせました。
その後念のため近所の整形外科を受診しました。診断は筋肉の筋違いみたいな状態だということで、シップと痛み止めの薬が処方され3日ほど飲んだり貼ったりしました。
家族の協力も得て最低限の家事と在宅で仕事ができたのですが、痛みが完全になくなったわけではなく1週間がたちました。咳やクシャミは患部に激痛が走るので怖くできません。かがんだ姿勢もダメで、特に洗濯物を干す動作はヤバいです。注意して動いているので多少は楽になっていると思います。
しかしながらこれ以上の変化が難しそうなので、普段夫が利用しているカイロプラクティックの施術をうけてみることにしました。
原因はわかりませんが、痛みがでた前日に息子とキャッチボールをしたせいかもしれません。その日は少し風が強かったので強く投げないと届かず、普段よりも力を入れて投げました。
<初診時の症状>
①患部を冷やすと気持ちがよい部分が残っている。
②かがむ動作で背中の痛み。
③上着を着る動作で背中が痛い。
④肩はまわせるようになったが振り向く動作は危ない。
⑤咳やクシャミは患部に激痛が走るので怖い。
ぎっくり腰の説明動画ですが、痛む位置の違いでメカニズムは似ています ↓ ↓ ↓
<施術後の経過>
1回目のカイロプラクティックの施術が終了した時点でかがむ姿勢や両手を上げる動作は心配は残るもののできるようになりました。ただし早い動きやひねりを加えた動作は次回のテーマとしました。しかしながら咳き込んだ時の痛みは消失したのでご本人もホッとしたご様子でした。ジャケットを着る動作では後から腕を通す側の最後のひねりの部分は背中の痛みが残りました。
2回目が終了後はほぼ全ての動作に伴う痛みは確認できませんでした。ただ1回目に確認できたはずの咳込む時の痛みがあるとのことでした。
3回目は咳込む時の痛みに伴う一連の施術を施しました。ここで特筆すべき点は、最後に残った咳込む時の痛みと主訴であった背中の突然の痛みとの関係性です。
仮説になりますが、息子さんとのキャッチボールでは強風で力んだ腕の使い方を強いられたようです。この状況は手、腕、肩甲骨、そして胸郭(呼吸にかかわる)をかなり緊張させて投げる動作を求められます。それらの過度な収縮の継続は体幹安定に関わる筋肉にトラブルを引き起こしかねません。
よって上半身のコンディションを整えるメンテナンスが必要になると判断いたしました。
<担当カイロプラクターのコメント>
今回のトラブル、まずは筋肉の怪我的問題だと思われました。
筋肉を冷やすと気持ちがよいということは寝違いやぎっくり腰のような状態が想定されます。
場所が違えど背中もぎっくり的な状況になってしまうことがあります。
早めに冷やしたり、湿布を張る、痛み止めを服用するなどの処置は比較的早期に緩解した理由だと考えます。
3回の施術を終えて症状の変化を寛解と判断し、施術を終了しました。
背中の痛み 激痛 ぎっくり背中 カイロプラクティック 整体 東京 千代田区 神田 神保町