野球のスイングで背中に激痛…「空振り」から長引く痛みが2週間で解消するまで
2026.01.13
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【症例報告】野球のスイングで背中に激痛…「空振り」から長引く痛みが2週間で解消するまで
「全力でスイングしたら、背中に電気が走った……」 「数日休めば治ると思ったのに、1週間経っても痛みが引かない」
野球やゴルフ、テニスなど「スイング動作」を伴うスポーツを楽しんでいる方にとって、背中の痛みはパフォーマンスを大きく下げるだけでなく、日常生活の何気ない動作(咳や深呼吸)にまで支障をきたすことがあります。
今回は、草野球の試合中に背中を痛め、1週間経っても違和感が消えなかった40代男性の症例をご紹介します。なぜ「そのうち治るだろう」という期待に反して痛みが長引いたのか、カイロプラクティックの視点から解説します。
1. このような「背中のトラブル」でお困りではありませんか?
〇スイング動作のあとから、肩甲骨の内側や腰の上あたりが痛む
〇体をねじる動きや、深呼吸・くしゃみをした時に背中に響く
〇はっきりした「ぶつけた記憶」はないのに、重だるい痛みが続いている
〇湿布を貼って様子を見たが、1週間以上変化がない
スポーツ中のトラブルには、転倒などの明らかな外傷以外に、今回のように「空振り」などの急激な動作によって筋肉や関節に過度な負担がかかるケースが多々あります。
2. 初診時の状態:胸郭の動きのロックと防御反応
来院時、患者さまは「右側の背中(肩甲骨の内側から腰付近)」の痛みを訴えておられました。
身体のサインを確認
〇胸郭(ろっ骨周囲)の可動制限:肩甲骨自体の動きは悪くないものの、その奥にある胸郭の動きがスムーズにいかず、関節が「ロック」されたような状態でした。
〇広範囲の筋緊張:広背筋や菱形筋だけでなく、胸側の大胸筋や腕の上腕二頭筋にまで、過度な張りや圧痛が確認されました。
〇痛みによる制限:体幹を左にねじる動作や、深い呼吸によって背中の組織が引き伸ばされる際に、鋭い痛みが生じていました。
3. 施術の経過:日常生活から競技復帰へのステップ
「一日も早く野球に戻りたい」というご希望に合わせ、段階的にアプローチを行いました。
回復へのプロセス
1回目〜2回目(初診から1週間): まずは日常生活での苦痛を和らげるため、胸郭の動きを整え、過緊張を起こしている周辺筋肉を緩和。2回目の施術後には、私生活での痛みはほぼ気にならないレベルまで変化しました。
3回目(来院から10日後): 「素振りをすると少し違和感が残る」という段階に移行。ここでは日常生活用ではなく、**「スイング動作に適した筋肉の連動」**を取り戻すための調整と、関節の柔軟性へのアプローチを重点的に行いました。
その後: 無理のない範囲でのセルフストレッチを併用し、結果として約2週間で不安なく全力投球・全力スイングができる状態へ導くことができました。
4. 担当カイロプラクターのコメント
今回の痛みの引き金は、空振りによる「急激な筋肉の収縮と反動」でした。
筋肉が高速で引き伸ばされた直後に急に縮むという過酷な負荷がかかった際、身体は防御反応として、周囲の筋肉をガチッと固めて守ろうとします。この**「守るための緊張」**が1週間経っても解除されなかったことが、痛みが長引いた主な要因と考えられます。
カイロプラクティックでは、筋肉を丁寧に緩めるだけでなく、その土台となる関節の動きを整えることで、身体が本来持っている「リラックスできるリズム」を取り戻すお手伝いをします。
「これくらい我慢できる」とプレーを続けることは、別の部位(肩や腰)を痛める代償動作にも繋がりかねません。スポーツを末長く楽しむために、違和感がある時は早めにお身体のバランスをリセットしに来てください。
【スポーツ中の応急処置:PRICES】 万が一、運動中に痛みが出た場合は、以下の頭文字をとった応急処置を意識してみてください。
Protect(保護)
Rest(安静)
Ice(冷却)
Compression(圧迫)
Elevation(挙上)
Support(安定)
執筆者プロフィール:
報告 渡邉 泰治
カイロプラクティック理学士(B.C.Sc)/応用理学士(B.App.Sc)
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