寝違えてから首肩から肘まで痛い。病院ではヘルニアと言われました。
2020.03.08
カテゴリー:
今回は寝違えを起こしてから症状が徐々に悪化していき、肘のしびれまで発展してしまった40代男性の患者様のレポートです。
今回はトリガーポイントというこりが原因で症状が悪化していったと考えられる症例です。
2ヶ月ほど前に寝違えのような状態になってから、左首から肩甲骨にかけて痛みがありました。日に日に肩の後ろあたりに痛みがでてくるようになり、ついには肘までしびれたような感覚がでてきました。1週間くらい前から首や肩の痛み、肘のしびれのせいで、夜何度も起きてしまうほどです。また、朝が1日の中でも特に辛く感じます。衣服の着脱もスムーズにできない状態です。病院へ行きMRIを撮ると、ヘルニアと診断され、筋肉痛や神経痛の緩和の点滴を打ったが、全く痛みの変化がありました。常に痛みを感じている状態であるため、どうして良いか分かりません。
<初診時の症状>
①常に首から肩の痛み、肘のしびれ感がある。
②朝が一番辛く、寝ている時でも痛みのために何度も起きてしまう。
<施術後の経過>
初回の検査では常に首から肩の痛みと肘のしびれが出ている状態でした。さらに首を動かした時にも痛みが悪化するような状態でした。さらに肩から背中の筋肉を調べていくと、ピンポイントで激痛が走る部分がありました。これはトリガーポイントという特殊なコリで、痛みやしびれを他の部位に放散するものです。今回の肘の痛みはこのトリガーポイントの影響でした。
初回の施術ではトリガーポイントへの直接のアプローチはせずに、首や腕、肩甲骨周りの筋肉にアプローチしていきました。トリガーポイントにいきなりアプローチすると症状を悪化させる可能性が高かったため、まずは周りの筋肉のこりをほぐし、周りの筋肉の機能が回復するようにアプローチを行いました。
初回の施術の後は、痛みは残るものの施術前よりも楽に衣服の着脱ができるようになりました。次回の施術の際にトリガーポイントへアプローチができるように、自宅でアイシングをしていただくようにお願いしました。そのおかげもあって、2回目に来院していただいたときには痛みで夜目が覚めることはなくなっていました。
その後3回の施術を行い、徐々に肘のしびれや肩の痛みが落ち着いてきました。その後はデスクワークをしていると首のはりが気になるということでしたので、2回の施術を継続し首のはりも落ち着いていきました。
<担当カイロプラクターのコメント>
この患者さんの初診時の姿勢は左の肩が右に比べて2〜3センチ上がっている状態で、左の首や肩周辺の筋肉の固くなり肩を上に持ち上げていました。首や肩を動かす筋肉をピンポイントで刺激したところ、肩や肘への痛みの広がりがでていたため、筋肉のトリガーポイントによる症状だということがわかりました。そのため、ほとんど機能していない肩甲骨の動きをしっかりつけ、背骨の柔軟性を高めるようなアプローチを行い、徐々に回復していきました。日常生活で支障がでる程の痛みがでていたため、不安で病院にも通いながら施術もうけていました。寝違えのような症状の場合には、まずは患部を冷やした方が有効な場合が多いため、温める前に冷やしてみてください。
寝違えを詳しく知りたい方はこちら⇒ 寝違え
ご予約、ご相談はこちらになります。⇒ 予約・相談フォーム
肩の痛み 肩こり外来 東京