片頭痛
目次
片頭痛の特徴・原因とカイロプラクティック
片頭痛は、こめかみ〜目にかけて起こる頭痛です。
成人の1割弱が片頭痛持ちであると言われ、特に女性に多いです。
多くの人が子供の頃から30歳代の間で発症します。
片頭痛の症状・特徴
・ 頭の片側だけに起こる場合もあれば、両側に起こる場合もある。
・ 月に数回の頻度で、繰り返し起こる。
・ 脈打つように「ズキンズキン」「ガンガン」と痛む。
・ 痛みは激しく、ひどいと何も手に付かない。
・ マッサージや運動、入浴などで悪化する。
・ 遺伝しやすい(母親の影響が強い)
・ 頭痛の直前に前兆が見える(視野の周辺にチカチカしたギザギザの線が見える。)
片頭痛の原因
片頭痛の原因はまだはっきりと解っていませんが、頭の血管が拡張した時に、
その周りにある神経が刺激されることで引き起こされるものと考えられています。
血管の周りを支配しているのは自律神経で、血管を収縮させる交感神経、
拡張させる副交感神経がバランスを取り合って血管の働きをコントロールしています。
しかし、両者のバランスが崩れてしまうことで刺激を受けやすくなり、片頭痛につながってしまいます。
カイロプラクティックの片頭痛への対応
まずはしっかりとして問診を行うことが最重要となります。
どのような頭痛なのか、判断は医療機関でも難しく
頭痛と伝えただけで、とりあえず寝かせて、筋肉をほぐすだけでは
他の頭痛と判断がつかずに、的確なアプローチができないことが多いからです。
症状によっては、医療機関への受診も進める事も考慮して、
どんな頭痛なのか、どのような原因で痛みが起きているのか
しっかりとお話を聞いてくれる事がとても信頼できる治療院だと思います。
それらを踏まえてこそ、
首を急に捻じるような施術をしてはいけない。など
合わない施術を選択することなくなります。
片頭痛は 脳の血管・神経の過敏性 が関係しており、
その根本原因を整体だけで治療することはできません。
ただし、片頭痛を悪化させる 首肩の緊張・姿勢の乱れ・自律神経の乱れ
などが大きく関与していると思われる方には、
それらに対してしっかりと対応することによって、
発作の頻度や強さが改善する人は一定数います。
カイロプラクティックの得意な神経の働きを正常にさせることなどで、
しっかりと原因を定めながら施術をするからこそ
根本原因と今後の症状への対策ができる事になると思います。
そのためには、しっかりと国際基準のカイロプラクティック資格を持ち
技術だけではなく、知識としても学んでいるカイロプラクティック治療院が安心だと思われます。
第三者による論文などの情報として、
片頭痛に対して、背骨へのアプローチや筋肉へのアプローチが
症状の緩和、頻度の減少など、効果を示した。という論文はいくつか見られるものの
まだまだ研究段階で合ったり、プラセボも効果を示したという論文がおおく、
はっきりと有効性を示せるものは見つけられなかった。
しかし、筋肉の硬さと片頭痛の関係性を示している論文は多く見られた。
筋肉の状態と片頭痛の関連性が示されているのなら、
何かカイロプラクティックとしても、影響をだせるのではないかと考えてしまいますが、
しっかりと患者さんのためになるように、
今後の研究や最新の情報などを、しっかりと確認していく必要性があるとも思います。
参考文献
Hvedstrup J, Kolding LT, Ashina M, Schytz HW.
Increased neck muscle stiffness in migraine patients with ictal neck pain.
Cephalalgia. 2020.
この研究では、超音波による Shear Wave Elastography(シアーウェーブ・エラストグラフィー) を用いて首の筋肉の硬さを測定しました。その結果、
-
発作時に首の痛みがある片頭痛患者は、
首痛がない片頭痛患者や健常者と比べて、首の筋肉が有意に硬い -
筋肉の硬さが強いほど、押されたときに痛みを感じやすい(圧痛閾値が低い)
といった特徴が明らかになりました。
つまり、このタイプの片頭痛では 筋肉そのものの変化(過緊張・硬化・末梢の感作)が関与している可能性 が示唆されています。
整体・鍼灸・理学療法などで、首肩まわりの筋緊張を整えるアプローチが有効となるケースがある理由も、こうした科学的根拠と一致しています。
藤原康弘・三好凡夫(1983)
「片頭痛および筋収縮性頭痛に関する研究 — バイオフィードバックの効果を中心に」
日本心身医学会雑誌 23 巻 5 号.(J-STAGE:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpm/23/5/23_KJ00002380291/)
日本の研究で示された EMG(筋電図)バイオフィードバックの効果
片頭痛や筋収縮性頭痛(いわゆる緊張型頭痛)には、ストレスによって首や肩の筋肉が無意識に緊張してしまうことが関与していると考えられています。
日本で行われた研究では、EMG(筋電図)バイオフィードバックを使って筋肉の緊張を視覚的にコントロールするトレーニングを行った結果、
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・筋肉の過緊張が改善
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・頭痛の頻度・強さの軽減
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・心理的ストレスの低下
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・自律神経の安定化
といった有益な変化が確認されました。
この研究は、頭痛において 心理・ストレス・筋緊張・自律神経が深くつながっている ことを示しています。
当院での片頭痛での症例報告





















