側わん症と肩こり
2020.06.06
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以前から側わん症による肩こりに悩まされている30代女性の患者さんのレポートです。
側わん症が治ることはありませんが、筋肉のこりをほぐして体のバランスを整えることで、症状が楽になった一例です。
幼少の頃から側わんがあり、学生時代から肩こりと腰痛に悩まされていました。慢性的にあるので慣れているつもりでしたが、ここ２、３ヶ月ほど前から、痛みが増して辛くなってきたので何とかして欲しいと思い来院しました。仕事で座っている時間が長く、夕方になるにつれかなり辛くなってきます。
＜初診時の症状＞
①側わん症
②夕方になってくると辛くなる肩こり
③デスクワークで辛くなる腰痛
＜施術後の経過＞
初回のカイロプラクティック施術後、仕事中の腰痛が随分と楽になったようです。２回目の施術後には、１回目の施術後の翌日に出てしまった肩こりの辛さも２／３ほどになりました。１週間後の３回目の施術後には、肩こりが半減し、腰痛も元々の辛さも２／５ほどまで改善しました。それから１週間後の４回目の施術後には、張りは感じるけれど、仕事中の辛さはないとのことだったので、２〜３週間間隔をあけて来院していただくことにしました。現在は再発防止と健康管理の為に通っていただいています。
＜担当カイロプラクターのコメント＞
側わん症の症状から、身体を後方からみて背骨がＳ字に歪んでおり、それを補正するために筋肉のバランスが崩れていました。歪みがあるので補正する為に筋肉の緊張は必要なのですが、過度に緊張して固まってしまうと、痛みを引き起こすだけでなく、歪みを強めてしまいます。
今回のケースでは、歪んで固まってしまっていた背骨の動きを矯正を行い動きを取り戻すようにアプローチしました。そして脊柱起立筋という背骨を支える筋肉のバランスを整えてあげることで、症状が改善していました。側わん症でみられる背骨自体の変形はカイロプラクティックではどうにもなりませんが、変形により背骨が歪むことで起きている”痛み”にはカイロプラクティック施術でも効果が期待できると思います。
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